電源ジャック固定・ハンダ補修
EPSONのノートパソコンの電源ジャックが陥没してACアダプターが刺さらず、充電も切れて電源が入りません。
見た目でもわかりますが、明らかに奥にずれています。
お預かり時点では電源ジャックの固定補修だけで終了する予定でしたが、もっと重傷でした。
分解・ホコリ詰まり
右側の大きな蓋を取れば、一般的なメンテナンスはほとんどができます。
ホコリがとんでもなく詰まっていました。
反対側はこんな感じです。
今回は電源ジャックの修理ですがこれだけのホコリがFANに詰まっていると、故障原因となりますのできちんと掃除もしておきます。
電源ジャック取り外し
電源ジャックを外すにはボトムケースの残りの部分も外さねばなりません。
この写真には電源ジャックがありません。
外したボトム側にありますが、修理後の写真しかないので後ほどとなります。
電源ジャックがはめ込まれているところは、割れて内部に押し込まれていました。
こういったときは通常、ジャックにアダプターを直接つなげばパソコンの電源は入りますが、アダプターを挿しても電源が入りません。
ケーブルがチューブで覆われていてはっきりとわかりませんが、ケーブルの根元の感触が変でした。
ケーブル断線
確認するためチューブを剥がしてみたところ、6本のケーブルのうち4本が断線していました。
これでは電源は入らないし充電もできませんね。
ハンダでケーブルを補修してつないでからから、パソコンにつないでみました。
アダプターを挿すと電源が入るようになりました。
ケーブル断線が原因でした。
電源ジャックの固定処理・確認
ジャックの根元をホットボンドで固めて絶縁し、ケーブルも絶縁テープで巻いておきます。
ジャックは陥没しているので、特殊樹脂で接着固定します。
アダプターが他社品
お預かりしている電源アダプターはEPSONの物ではなく、NECの物でした。
作業途中で気づいたのは、根本まで刺そうとするとかなり固くて力がいることです。
ジャックの陥没原因は他社品のアダプターが原因のようです。
オーナー様もNECの物なのを承知で使用されていましたが太さの違うプラグにより、ジャックが押し込まれ断線してしまったのでしょう。
他社品でも使えないわけではありませんが、こういったことも起こります。
純正品の使用をお勧めします。
そして、Windows10がv1909でサポート終了バージョンでした。
早めのアップデートをお願いしておきました。
パソコンドック24本部サイトでもブログを公開中
こちらもご覧ください。