DELL Vostro 430 グラフィックボード故障・交換
約10年前のパソコンで、初代のCore i5搭載のパソコンです。起動時に模様のような表示が出た後に自動修復の画面が出て、起動が出来ません。
BIOS画面は表示できますが薄く青色の縦縞が出ています。機械的な故障の可能性が高いですね。
起動時の表示異常
電源投入後、最初に出る表示は黒地に白で0と点が並びます。
なんか魔法でも発動しそうですがこの後、自動修復の画面になってしまいます。
パターンとしてはグラフィックボードの故障でしょうね。
グラフィックボードの仮交換
側板を開けました。
マザーボードにはDVIの出力端子もありますが、搭載されているCPUにはグラフィック機能がありません。
グラフィックボードを搭載しないと画面出力ができないパソコンです。
当店の検証用グラフィックボードに交換をしてみます。
コピーしたHDDを仮に繋いで電源を入れると、問題なくWindows10が起動しました。
グラフィックボードの故障で間違いありません。
グラフィックボード取り寄せ交換・ドライバーインストール
新品のグラフィックボードを取り寄せて交換をおこないます。
グラフィックチップのメーカーは同じでNvidiaのものを使います。
右が故障品で、左が新品です。性能は交換するものの方が若干上ですが、世代が新しいので小さくなってファンもありません。
世代が新しい分発熱が少ないということですね。
Windowsが起動した後、グラフィックボードのドライバーをインストールして機能を認識させます。
ドライバーはNvidiaのサイトからダウンロードした最新版を使用しています。
インストールによって、解像度も更新されて正常な表示になりました。
清掃・チェック
側板を閉じる前に内部の清掃をおこないます。
内部はきれいに見えたのですが、ブロワーで掃除をしてみたところホコリがかなり出てきました。
パソコンの定期的な清掃はやはり必要です。
その後各種チェックをしてからご返却となりました。
