DELL Vostro 15 3568 マルウエア感染・再セットアップ
電源を入れるとWindows10のロック画面までは表示され、パスワード入力はできます。
しかし、その後画面が真っ暗になってしまい何の操作もできなくなります。
こういった症状はドライバーがらみのことが多いですね。
セーフモードでも同様症状
単純にドライバーの不良であれば、セーフモードならば起動できることがあります。
セーフモードで起動ができれば確認や調整ができるかもしれません。
しかし、セーフモード起動を試しても画面が真っ暗になってしまいます。
意外と重傷なようです。
次に試したのはWindows10のインストールメディアで起動させて、復元ポイントを使った復元ですが、そちらは復元が完了せず失敗してしまいます。
分解・診断
分解してHDDを取り出します。
最初にバッテリー取り外してから、裏面全体のネジを取ります。
裏蓋が取れるのですが、その前にキーボードを外す必要があります。
キーボード下にある5個のネジを外し、印のコネクタを外します。
このケーブルが裏蓋側につながっているので外さないと裏蓋が取れません。
SSD正常・データ確保
検査結果ではSSDやメモリーなど機械的な異常は見つかりませんでした。
データが必要と伺っていますので、SSDのコピーを取って保全をしておきます。
データの救出は問題なく終了しました。
マルウエア検出
作業用パソコンにコピーしたSSDをつないで、ウイルスのチェックをおこないます。
そうするとマルウエアが検出されました。
「Onesafe PC cleaner」です。
後から伺った話では、何かのソフトが勝手に起動していたそうです。
こういった迷惑ソフトがパソコンの設定や環境を勝手に変更してしまい、Windowsが破損する例はよく目にします。
リカバリー調整
オーナー様とご相談の上、リカバリーで環境をきれいにして再構築することになりました。
SSDのリカバリーデータからWindowsの初期化をおこないなす。
その後、リフレッシュパックで調整・アップデートをします。
MS Officeもインストールし、メールの設定もおこないました。
最後に救出済みデータをデスクトップにコピーして納品となりました。
今回はエクスプレスサービスで特急作業のご利用でした。