Windows XP・電源不良
検査用機器の制御ソフトをWindows XP環境で使用されています。
起動はしますが、15分ほどすると電源は切れてしまいます。
起動してしばらくして電源が切れる場合大半は熱暴走が原因ですが、調べてみると電源ユニットの通電ランプが消えていることがわかりました。
DELLのデスクトップパソコンで電源にLEDランプが付いているものは、電源ケーブルを挿すと通常はLEDが常時点灯します。
これが消えているときはほぼ電源故障です。
仮電源に交換・正常起動
基本的なパーツの交換はレバーだけで行えます。
電源故障が濃厚なので仮電源をつないで検証をおこないます。
交換により時間がたっても電源が落ちることはなくなりました。
そのままメモリーテストもおこない長時間稼働も確認できました。
電源取り外しにはマザーボード取り外しが必要
電源自体は汎用ATX電源に交換が可能です。
しかし、電源ケーブルがマザーボードの下を通っているため、マザーボードを取り外さないと電源ユニットが取り外せません。
マザーボードを取り外す前に、前面ファンをファンガードごと外します。
ファンガードはネジ止めされていますので、長軸のドライバーで取って外します。
ビデオボードなども邪魔になりますので、外します。
こちらは青いガイドにあるレバー2つをつまむようにしてロックを外すと、持ち上げる事ができます。
ボード2枚は取り外し済みです。
その後マザーボードのネジを取りマザーを外すとやっと電源交換ができました。
こちらは取り外した電源です。
HDDクローン作成交換
パソコン自体が古くHDDも長年使用しているため、予防的に交換することになりました。
Windows XPのため、HDDは512バイトセクターの非AFTタイプを使います。
手元にあった使えるものは2.5インチHDDでしたので、マウンターを使い交換しました。
環境をクローンコピーしてそのまま使用できるようにします。
元のHDDも正常なので、予備として保管していただきます。
BIOS設定
HDDを交換して起動させて見るとエラーで起動ができません。
BIOSリセットがかかっていたようです。
CMOS電池を交換しておきます。
その後、BIOS設定の変更。
BIOSを確認すると、HDDモードがAHCIになっていました。
XPのためIDE互換モードでインストールされているようです。
IDEモードに変更して保存することで起動ができました。
これで業務も正常になると思います。
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