DELL inspiron 620S SSD異常・交換
ネット通販で中古を購入したパソコンでWindows10になっています。
ストレージはSSD 120GとHDD 1Tの2台構成です。
インターネットの閲覧時にフリーズしてしまう症状で修理のご依頼です。
起動時には問題がない
フリーズするということですが、店頭での確認時は特に問題がありません。
ネット使用時にフリーズするとなると、ウイルスなどの問題も考えられますね。
検査でのメモリーテストは問題なし。SSD・HDDのチェックでも特に問題はなく正常と出ました。
しかし、OS環境を保護するためにクローンコピーを取ってみたら、コピー機ではBAD SECTORありの表示が出ました。
SSDはステータスでは異常が出なくても調子が悪いことがあるので始末が悪いですね。
中華製激安SSD、読み出しテストでは異常
SSDのメーカーは「Zheino」で使用時間は180時間程度です。
BAD SECTORの表示が出ているので、今度は検査ツールを使って全セクターの読み出しテストを行います。
結果は読み出しが完全に止まる時があると出てきました。
読み出しで数十秒から2分以上完全に止まる時があります。
この状態でスマートが正常と出るならば、SSDのコントローラーが異常と思われます。
コピー済みSSDでテスト起動・ネットテスト
検証のためにコピー済みのSSDでのネット動画を視聴してみます。
高画質の映画を1時間半ほど流しても問題は起きません。SSDの故障でパソコンがフリーズしていたのが原因で間違いないでしょう。
激安SSDに限らず、SSDは読み出しテストをして初めてわかる不調が時々起こります。
SSDを使用しているときに調子が悪かったら、読み出しテストをしてみるのがいいでしょう。
新品SSDに再コピーして正常動作を確認
新品のSSDを取り寄せて交換します。今回はSandiskの120Gで、元々のSSDとサイズは同じです。
環境はそのままで移行します。
正常起動できたので、その他・各種確認して終了となります。
修理でSSDを使う場合は、当店では有名メーカーのものしか使いません。
激安SSDを使用して中古販売をしているものより、HDDで販売しているものの方がむしろ信頼性が高いと思います。
見分け方としては、今回のようにCore i シリーズCPUの第2世代より前のパソコンにWindows10をインストールして販売しているものは危険です。
そもそも、Core iシリーズの第2世代より前のパソコンはIntelとしてWindows10には非対応としています。
Core iシリーズの第2世代以前のパソコンにWindows10を入れて販売している時点で、そのショップは信頼性が低いと考えましょう。