東芝 PT45UGS-SWA3 T45/UGS HDD交換・リカバリー・データ復旧
修理とデータの救出をご希望なさっています。
HDD故障が濃厚ですが、データ救出ができるかどうか心配ですね。
分解・内部確認
分解してHDDを取り出します。
バッテリーはネジ止めされているので、ネジを2個取ってバッテリーを外します。
メモリーの蓋とDVDドライブを外してから、裏側のネジを全部外します。
裏蓋を外すとHDDがあり、ゴムのマウンターではめ込まれています。
HDD異常状態・クローンコピーが止まる
HDDを取り出して作業用パソコンにつないでSMART情報を確認します。
認識はしていますが、「異常」表示でした。
これでは起動できないでしょうね。
修復を何度も試すとHDDの状態は悪化します。
データが重要なときは、早めの対処をする必要があります。
「異常」状態でも意外とすんなりデータが確保できる場合もありますが今回は重傷でした。
データ保護のため、デュプリケーターでコピーをおこないます。
通常機では最初の20%程度で止まってしまいました。
そのため、特殊機に切り替えて後方からのリバースコピーをしてみましたが、こちらでも25%ほどで止まってしまいました。
とりあえずコピーができている部分のデータを救出しておきます。
データ復旧では500Gほどのデータが出てきましたが、実際に使えそうなのは25%ほどかと思います。
それでも、オーナー様が必要とするデータは使えるようですので救出データとして、修理後のパソコンにコピーをおこないます。
リカバリーメディア作成・リカバリー
救出できたデータの中にリカバリー用のデータもありましたので、手動でリカバリーメディアを作成します。
HDDを新品の1Tに交換し、リカバリーメディアで起動してWindows10のリカバリーを進めます。
リカバリーが終了してWindowsが起動しましたが、バージョンがかなり古い。
v1511は初期バージョンで当然ながら、サポート終了バージョンですので最新のv22H2にアップデートをおこないます。
USBメモリーのインストーラーで一気に更新しました。
ドライバーやソフト環境もアップデートして、使いやすく調整もしました。
救出済みデータをデスクトップにコピーし、機能確認をおこないご返却となりました。
パソコンドック24本部サイトでもブログを公開中
こちらもご覧ください。