東芝 R63/P PR63PEAA647AD71 mSATA SSD交換
電源を入れるとOSが正常起動せず、「Insert system disk in drive.」と表示されます。
Windows8.1搭載(もしくはWindows7ダウングレード搭載)モデルですが、Windows10でお使いだったとのこと。
画面を見る限りネットワークから起動しようとして失敗しているようです。
分解・診断
お預かり後分解を行っていきます。
いくつかネジがありません。
へこみがあったり足がなかったりするようなので、衝撃が与えられた際などに外れてしまったのでしょうか。
見えるネジを外すとパネルを外せます。
mSATA SSDが搭載されています。
写真は検証用のSSDを差し診断を行っている際のものです。
バッテリーのコネクタを外し、SSDを留めているネジを取ってSSDを取り外します。
搭載されていたmSATAは128GBのものでした。
本体を仮組みをしてメモリーのチェックテストを行って、異常がないことを確認。
SSD故障
SATAへの変換コネクターを使い書き込み禁止状態にした上で検証用パソコンに繋ぎましたが、一切認識されません。
データ保全用のコピー機に繋いでも同様で、SSDが完全に故障してしまっているようです。
データ救出を望まれていましたが、救出を試みるには高度な処置が必要で安価にはすまないので取りやめになりました。
OS仮インストール
検証用のSSDを差し込み、Windows8.1のクリーンインストールを行ってみます。
問題なくインストールができました。
このモデルはビジネスモデルパソコンのため、東芝のサイトにドライバーがアップロードされています。
そちらからドライバーのダウンロードを行い、適用を行って機能の確認をします。
問題なく各機能が使用できることを確認できたため、Windows8.1のままの方が安定してお使いいただけることをお伝えの上SSD交換とWindows8.1クリーンインストールのリフレッシュパックをご依頼いただきました。
発注し届いたSSDを取り付け、OSのインストールを行います。
清掃・ネジ取り付け
リフレッシュパックを施した後、清掃を行って組み立てます。
ネジがないと歪んでしまったり最悪の場合割れてしまうこともあるため、合うものを在庫から探し、ネジがない部分に取り付けていきます。
やはりSSDだと動作が快適ですね。
最終確認を行って返却です。