Windows Server2008 R2 業務用サーバー・HDD不良
電源を入れると、黒い画面に英語の表示で止まってしまい起動しない。
富士通のサーバーPCでこのPCがないと業務が止まってしまうそうです。
本格的なサーバーPCでRAIDで運用されているようです。
業務を止めないためのRAIDシステムなのですが、どうなっているかを調べていきます。
RAIDエラー・Inisharizingで止まる
RSID1構成のパソコンですが、SAS(シリアル・アタッチト・スカジー)のRAIDボードが使われていて、SASのHDDが使用されています。
英語の画面はRAIDボードのPOST画面で、「Inisharizing」の表示で止まっています。
HDDの認識で躓いて止まっているようで、HDD 2台中1台がまともに認識していませんでした。
SASのHDDなため、ここまで調べるのに時間がかかりました。
結果としては、故障したHDDを取り外して正常な1台のみにしたら通常起動が出来ました。
HDD新品交換・RAID1再構築
起動できるようになりましたが、今後のことを考えてHDDを新品に交換してRAIDの再構築をおこないます。
新品のSAS HDDを2台準備しました。
本来はWindows上でRAIDの管理ソフトから、再構築できるはずです。
しかし、現状のシステムには管理ソフトがインストールされていません。
システム構築した業者がそのあたりをきちんと構成していないようです。
そのため、RAIDボードの機能でRAID再構築をおこないます。
起動時のPOST画面で「Ctrl+C」を押してRAID BIOSに入ります。
Arrey Manege画面に入り、正常な元HDDと追加した新品HDDでRAID1の再構築をおこないます。
再構築が済んで起動確認できたら、元HDDを取り外して新品HDDに交換してから、もう一度RAIDを再構築します。
起動確認
2回再構築が済んで、起動確認をおこないます。
POST画面で「Logical Volume(RAID Volume)」が確認できました。
RAID1のおかげで、正常HDDからRAID再構築ができました
本来はWindows状の管理ソフトでHDD劣化のアラームが出るのですが、管理ソフトが無い状態ではそれもわかりません。
今回、正常な元HDDはそのままご返却していますので、もしもの時にはシステム稼働に使えます。
しかし、パソコン自体の電源が入らない場合はその限りではありません。
RAIDの過信は禁物です。
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