裏側のカバーを外し、さらにメイン基板を取り外すとキーボードが見えてきます。

そして黒いプラスチックのガイドカバーを外しますが、ここからが難関です。
このカバーとキーボードは樹脂でリベット止めされています。
丁寧に全て削り取り、外していきます。

ガイドカバーのない状態。

さらに、キーボードは両面テープで貼り付いていて取り外す時に曲がり元には戻りません。

外した後のオブジェ状態。

新品のキーボードをはめ込み、特殊な樹脂で接着していきます。
ガイドカバーも同様に戻します。
簡単に書いていますが、一番時間がかかる作業です。

メイン基板も戻しDVDドライブも戻し、組み立てます。
実は、この時の注意点がもう一つ。
DVDドライブを差し込む時、電源ボタンにはめられているフィルムケーブルが引っかからないよう注意が必要です。
慎重にドライブを入れれば大丈夫。

このパソコン、受注時は電源が入らなかったのです。
（悪評高き）某PC修理業者にキーボード修理依頼をして送ったものの、2ヶ月たっても完了せず送り返させた。
その後電源も入らなかった。
うちで分解した時は電源スイッチのケーブルが外れてました。

きちんと組立てたあと、電源・キーボード入力も確認して終了。

「店舗に持ち込みのほうが安心だ。」
と、有難いお客様の言葉でした。