富士通 FMVF59D3WK FH59/D3 液晶交換修理
富士通の一体型パソコン、FHシリーズの液晶割れ・交換修理です。
手前に倒してしまい、画面が大きく割れています。
富士通のFHシリーズは液晶割れ修理がとても多い。
はっきり言って、構造的な欠陥と思います。
最近の機種は足の形状が変更されている
FHシリーズの足形状は、液晶画面より若干後ろに配置されています。
また、足の後部は非常に細くて軽いため抑えが効いておりません。
そのため、少しひっけただけでも前方に倒れてしまいます。
2020年の機種からは、足形状が変更されたようです。
左が旧機種で右が新機種ですが、右の形状に対して左は転倒の危険性が大きいのがよくわかりますね。
旧機種では重心位置がかなり手前にあります。
旧機種をお使いの方は、後ろ側の足に重しを置くかテープ貼りをするなどの対策をお勧めします。
分解・液晶型番確認
富士通・FHシリーズの内部にアクセスするのは難しくありません。
裏蓋にあるネジを取れば、そのまま裏蓋は外れます。
裏蓋を取るだけで全部分にアクセスできるのでメンテナンス性はいいですね。
HDDの取り外し検査をおこないますが、問題はありません。
液晶パネルも取り外して型番確認をおこないます。
液晶パネルの取り寄せは、パネルの型番を確認しておこないます。
映ればいいわけではなく同一機能のパネルを発注しないとなりません。
赤丸部分のネジを外せば液晶自体が、上から斜めに取り外せるようになります。
液晶の信号ケーブルとバックライトケーブルの2本が繋がっていますので、破損させないように気をつけます。
液晶発注・交換
取り外した液晶パネルの型番を確認して発注をしますが、このサイズのパネルはほとんどが海外取り寄せとなります。
写真のパネルは新品です。
それでも1週間半ほどで入荷しましたので、交換し逆手順で組み立てます。
液晶の正常確認のため、メモリーテストを数時間走らせました。
その他機能も確認の上でご返却となりました。