富士通 FMVE08003 E756/M SSD交換・OSクローン
起動が遅く、EXCELなどの使用時にフリーズして操作ができなくなるノートパソコンです。
中古購入で1年半ほど使用しています。
仕事の管理に使っているので早めの修理をご希望されています。
中古購入時にSSD換装済み
富士通の仕様表ではHDD搭載モデルですが、240GのSATA SSDに交換されています。
起動するがフリーズする場合、SSDの不調かマルウェアなどのソフト的なトラブルが考えられます。
SSDは裏面の左下の蓋を外すと出てきます。
SSD SMART正常も「危険」表示あり
SSDはUMAXの240Gで、SMARTチェックでは正常表示です。
しかし、訂正不可能セクターや不良ブロックなどが検出されています。
SSDのSMART表示は各メーカーで統一されていなくて、単純に判断できません。
作業用パソコンの「ラピッドストレージテクノロジー」での表示では「危険」の警告が出ていました。
SSDはやはり不良であろうと考えられます。
SSDのコピーは可能
ハードウェアのデュプリケータでSSDのコピーを取ってみたところ、時間はかかりましたが全域のコピーが可能でした。
コピー後、ウィルスチェックをおこないますが特に問題はありませんでした。
SSDは、一見正常なようでも読み出しが止まってしまうことがあります。
過去に言われた「プチフリ」レベルではなく、コントローラーの不調で不安定になっていると考えられます。
こういった場合、デュプリケーターでは時間はかかってもクローンができることが多く、SSD故障の判定にもなります。
クローンSSDでは正常動作・新品SSDに交換
クローンコピーした検証用SSDをパソコンに戻してみました。
そうすると何事もなく正常に起動・操作が可能で、EXCELファイルの操作も問題を起こしません。
しばらく電源を入れたままにし、操作をしてみて正常が確認できました。
オーナー様の了解をいただいてから、新品の240G SSDに再コピーをとります。
データ・環境そのままで使用可能
元SSDは不良でしたが全域のクローンコピーが取れたので、環境やデータもそのままで使用できます。
OSの入れ直しなどもしていないので日数も短縮できました。
中古パソコンの購入時にSSD化されている場合、廉価なSSDを使用していることが多いです。
使われているSSDを確認しておくことをお勧めいたします。
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