「ディスクの初期化」
ハードディスク・SSDを使用できる状態にすること。
HDD・SSDを新品で購入してパソコンに接続した場合、最初の状態ではエクスプローラーやファインダー上でドライブの表示がされない。
Windowsでは「コンピューターの管理」→「ディスクの管理」で「ディスクの初期化」をおこなう必要がある。
その後「パーティションの確保」「フォーマット」をおこなって初めてデータの書き込みができるようになる。
今記事では「パーティションの確保」「フォーマット」の前段階の「ディスクの初期化」について記載する。
「ディスクの初期化」はHDD・SSDの読み書き方法を決めてその情報を記録することである。
Windowsの場合は「MBR(Master Boot Record)」と「GPT(GUID Partition Table)」の2種類。
Macでは「MBR」「GPT」「Apple Partition Map」の3種類。
Macではディスクを消去(フォーマット)する際にオプションから指定できる。
「最大領域」
「MBR」で扱える最大領域は2T、「GPT」では8Zとなる。
「パーティーション数」
「MBR」 基本(プライマリー)パーティーション 最大4個
「GPT」 基本(プライマリー)パーティーション 最大128個
「起動ドライブ」
「GPT」のドライブからOSを起動させるためには、UEFIの環境が必要である。
また、OSの対応も必要。
Windowsでは、Vista Service Pack 1(64bit)以降のOSがGPTに対応しているので、2T以上のHDD・SSDをGPTにして起動ドライブにできる。
32bit版の場合はWindows8以降が対応。
UEFI環境ではMBRからのOSブートはできない。
逆にBIOS(Legacy)環境ではGPTからのOSブートができない。
リカバリーやOSインストール時に注意が必要である。
Macでは、intelのCPU搭載の機種はGPT、それ以前のPowerPC搭載機種はApple Partition Mapからしか起動できない。