前回の記事はこちら(ウイルス・マルウェア対策について 4)
今回は迷惑メールについてまとめます。
迷惑メール編
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迷惑メール各種
以前詐欺メール「セキュリティの警告」「あなたの秘密の生活」にもあった通り、世の中には様々な迷惑メールが存在します。
例えば大手会社を騙ったような請求メールや英文のよくわからないメール、それからファイルが添付されているもの。
最近であればAppleやLINEなどのIDがロックされたからログインしてください、といったようなメールも見られます。
個人メールアドレス宛にこんなものが届きました。
「Your Apple ID Has Been Temporary Locked!」
と書かれていますね。
「あなたのApple IDは一時的にロックされています」とのことです。
しかし、このメールアドレスではApple IDの登録は行っていません。
そしてメール内のリンクにカーソルを合わせてみると、画像下部赤線で囲った部分のようにリンク先のURLが出ます。
日本のApple公式HPであれば「www.apple.com/jp/」というURLになるはずですが、全く違うURLが表示されていますね。
つまりこのリンクをクリックしてしまえば全く違う詐欺サイトのようなところに飛ばされるか、もしくはAppleのサイトを精巧に模したサイトに飛ばされてしまいます。
そこでApple IDやパスワードを入力するなんてことになれば、本当のApple IDが乗っ取られてしまうかもしれません。
実際にそのメールアドレスでApple IDを取得しており不安であれば、メール内のリンクは決してクリックせずに自分でブラウザを開きAppleにログインしてください。
ログインできればロックはされていませんし、もしされていたとしても正規のルートでパスワード変更などを行うことができます。
中にはこんな迷惑メールも存在します。
リモートコンテンツを表示すると、Tシャツを脱ごうとする女性のGIFが出てきました。
この記事を書くために表示したのですが、あまりに露骨だったので表示なしでスクリーンショットを撮影。
ちなみに表示された瞬間露骨すぎて面白く笑ってしまいました。
端的に言えば性的な遊びをしませんかというようなメールですね。
もちろんこんなメールに書かれているリンクもクリックしてはいけません。
クリックをしてしまっても、個人情報の入力などを求められる可能性があります。
入力してしまえば個人情報を抜き取られますし、URLのクリックをした段階でマルウェア等がインストールされてしまう危険性もあります。
そして添付ファイルがあるもの。
exeやzipなどの実行ファイル、Excelなどの書類データ、画像データにもウイルスは仕込めます。
こういったものは特に要注意です。
迷惑メールが届いた場合
1. 迷惑メールフォルダに移動させる(ドラッグ&ドロップまたは右クリックのメニューから)
メーラーにそのメールアドレスが迷惑メールであると覚えさせるためです。
これを行うことにより、受信した際に迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性が上がります。
2. 迷惑メールフォルダを常に空にする
何らかの拍子に迷惑メールを開いてしまうことを防ぐためです。
これまで5回、ウイルスやマルウェア対策について記事にしてきました。
これらを守っていただければ9割がたは感染を防ぐことができます。
ウイルスやマルウェアのほとんどは意識・無意識関係なく使用している本人が自分でパソコンに入れてしまっています。
知らなかったでは済まされないことも起こり得てしまうため、とにかく自衛していただく他ございません。
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