Windows7 あと100日でサポート終了

OSのサポート終了とはどういったことなのか

Windows7のサポート終了まで、ちょうど残り100日となりました。
まだまだ先だと思っているうちに、3ヶ月しかなくなりましたね。

サポート終了までにWindows10に乗り換えるようにいわれていますが、残念ながらすでにサポートが終了したWindows VistaやWindows8で当サイトにもアクセスしている方がいます。
Windows XPの方もいたりします。

今回は、サポート終了OSの問題点について書いてみます。

実際のOS利用率

当サイトでの1ヶ月のアクセス数の統計で、OS別の比率を記載します。
パソコンのみにしぼって計算をしています。

Windows10 66.4%
Windows7 18.8%
Windows8.1 6.5%
Windows8 0.3%
Windows Vista 0.3%
Windows XP 0.5%
Mac OS 6.5%
Linux 0.8%
10月現時点でサポートが終了しているのはWindows8以前のバージョンのWindowsです。1.1%の方がサポート終了済みのWindowsで当サイトを閲覧していることになります。
驚くべきなのは、8やVistaよりXPの方が多いことですね。
それだけXPの人気が高くて長く使われていたということでしょう(Vistaが不人気だったともいう)
いずれにしても、サポート切れのOSを使用することはおすすめできません。特にインターネットに接続するのはやめましょう。

サポート切れOSの問題点

上記のようにWindows8より以前のOSでインターネット接続をしている方が一定数います。
サポート切れOSを使用する場合は、スタンドアロン(PC単独でネット接続をしない)で使用するのが原則となります。
何が問題となるのかをあげてみましょう。

1.MicrosoftによるWindows Updateでのセキュリティアップデートがなくなる

サポート期間中のOSにはWindows Updateにより、月2回程度のアップデートパッチが配信されています。
サポートが終了すると、Windows Updateの配信がなくなり、新たに発見されたセキュリティホール(安全性の穴。脆弱性)への対策がなくなります。
ウイルス作成者はセキュリティホールを探して利用します。
つまり、Windows Updateが配信されないことにより、ウイルス感染率は上昇していくことになります。

2.ウイルス対策ソフトのサポートが順次打ち切られていく

OSのサポートが終了すると、ウイルス対策ソフトも順次サポートを終了していきます。
ソフトメーカーも利用者の減ったOSへの対応をいつまでも続けられませんので、サポートをやめていきます。
この場合、多くのユーザーが期限切れのウイルス対策ソフトをそのまま使っていたりします。
でも、これはほとんど意味をなしません。
新しいウイルスは日々誕生していますので、それらに対応したパターンファイルが必要になります。
期限切れのウイルス対策ソフトはパーターンの更新がされませんので、新しいウイルスには無防備な状態となります。

3.その他のソフトもアップデートされなくなる

パソコンのソフトエアもサポート切れOSへの対応をやめていきます。
一般のソフトも脆弱性が見つかった場合、修正のアップデートをおこないます。
アップデートがされなくなったソフトウエアもウイルスの標的となる可能性があります。

ウイルスによる被害

ウイルスによる被害は、個人情報の漏洩だけではありません。
直接的には、むしろOSファイルの書き換えやバックグラウンドで勝手に起動しているソフトなどによるOSの不具合の方が顕著です。
修理でお預かりする Windows XPのパソコンでインターネットをしていると、ほぼウイルス感染の被害があります。
この場合、起動ができなくなったりフリーズしたりの症状での不具合が散見されます。
ウイルス感染しているパソコンでメール送信をして、知人のパソコンがウイルスに感染することもあり得ます。

サポート切れOSを使用しなければいけない場合は、インターネット接続そのものをやめるべきです。

時々お聞きするのが、「ネット閲覧はしていないがメール送受信はしている」というものです。
メールもネット回線接続です。回線の接続そのものをしないのが肝心です。

Mac OSについて

Mac OSのサポート期限は明示されていません。
しかし、OSのアップデートパッチが提供されているのは、最新OSバージョンを含めて直近3バージョンとなっているようです。
それ以前のバージョンはアップデートが無い=サポート切れOSだということができます。

Macはウイルスに無関係というのは間違いで、Macもウイルス対策は必要です。
旧バージョンのOSでのネット接続はやめましょう。

Windows7のパソコンはWindows10に移行するべき

2020年1月14日以降もインターネットを利用するのであれば、Windows7の使用はあきらめてください。
現在のパソコンをWindows10のアップデートするか、Windows10搭載の新品に買い換えるのをお勧めします。
Windows10搭載の中古パソコンの選択肢もありますが、8年以上も前のパソコンにWindows10をインストールしているものはお勧めできません。
信頼のおけるショップでは、こういったパソコンは扱っていないと思います。

Windows7でしか使えないソフトを運用するのであれば、ネット回線には繋がずに単体での使用にしておきましょう。

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