WD WDBPKJ0050BWT-0D USBコネクタータイプHDDのデータ救出
ポータブルタイプの外付けHDDを落としてから内部データが見られなくなってしまったので、データ救出したいとご相談です。
落下してからの不具合とすると、物理的に損傷している可能性が高いですね。
オーナー様からは容量2Tと伺いましたが、実際には5TのHDDでした。
最近はポータブルHDDでも大容量が出回っています。
大容量品はデータが使えなくなるとダメージも大きいです。
ディスクの管理でRAW状態
作業用パソコンに繋ぐとかなり時間がかかってドライブレターは表示されました。
認識されないわけではないので少し期待できます。
Windowsの「ディスクの管理」での表示にも時間はかかりましたが、RAWの表示です。
RAW状態になっている場合は、内部のスキャンをおこないデータを救出します。
通常はSSD・HDDをデュプリケーターでコピーしてコピーHDDから復旧を行いますが、今回は5Tの大容量とUSBコネクターしかないので困りました。
作業用パソコンでイメージ化
クローンコピーを取る代わりに、作業用パソコンに繋いでイメージ化してみることにしました。
イメージが作成できれば、イメージをスキャンしてデータ救出ができるかもしれません。
イメージ化をスタートさせると、HDDからカチカチと音がします。
読み取りヘッドに落下による障害があるようです。
それでも、時間はかかりますが少しずつ進んでいます。
最初の方は損傷がひどかったようですが、途中からスピードが速くなりました。
10時間以上かかりましたが、イメージ化は完了しました。
イメージ化はできましたが、本当に全体イメージが成功しているかは分かりません。
セクタースキャンでデータ救出
作成されたイメージをマウントしてデータスキャンをかけます。
5Tあるので時間はかかりましたが、全セクターのスキャンが完了しました。
結果、1T程のデータが復旧されました。
オーナー様に確認して頂いたところデータにほぼ問題はなく、お預かりした外付けHDDにコピーして納品となりました。
イメージ化時にカチカチと音がしてなかなか進まなかったので、これだけのデータが復旧できたのは良かったです。
今回は運が良かった方だと思います。
やはり、データは2ヶ所保存で2重化しないといけませんね。
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