USBメモリーハンダ付けでケーブル接続でデータ救出
USBメモリーをぶつけてしまってから、パソコンで表示されなくなった。
USBメモリーの差し込み部分が曲がっています。
まったく認識していないので、コネクター部のハンダ剥がれなどで通電していないのかもしれません。
内部基板の破損などだと高度な復旧が必要になります。
外装分解・端子折れ
内部確認のため分解を行います。
分解と言ってもプラスチックの外装は完全に密閉されていますので、外装を破壊して取り外します。
目視でわかる割れがコネクタ端子部にありました。
内部も割れているようです。
基板部には目立った損傷は見られないので、コネクター端子のみの破損と仮定して作業をしてみます。
USB端子にハンダでケーブル接続
廃棄予定だったUSBコネクターの端子を取り出して流用することにしました。
USB2.0のため電線4本で繋ぎます。
お預かりしたUSBメモリーはUSB2.0のものなので、元々4本しか取り付け出来ません。
USB3.0の場合は端子数が多いですが、2.0とも互換性がありますので2.0端子のみを繋げば使えるようになります。
ケーブルをハンダで取り付けて取れないのを確認します。
パソコンで認識成功
32GのUSBメモリーとして正常に認識されました。
コネクター破損のみで、基板やチップの破損はなかったようです。
せっかく認識したので、取り外しはせずそのまますぐにデータコピーをしておきました。
USBメモリーにコピーして納品
正常に認識しているので、元データがそのまま取れていると思います。
オーナー様にデータ内容を確認していただき、別のUSBメモリーにコピーしてお渡しいたしました。
データをUSBメモリーや外付けHDDのみで管理するのは危険です。
USBメモリーやHDDも機械ですので、いつ壊れるかはわかりません。
いつかは必ず故障しますので、パソコン内部と外部メディアの2ヶ所に同じデータを保存するようにしましょう。
外部メディアはバックアップ用と考えて運用してください。
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