VAIO VJS152C11N　フルHD液晶に交換

真ん中で見事に割れてしまったノートパソコン。
液晶交換のご依頼です。

液晶の交換修理をするにあたって、HD液晶をフルHDの液晶に交換したいとご希望です。

SSD・HDDの検査

通常検査でドライブの検査をします。
このパソコンはM.2SSDと2.5インチHDDの2台構成です。
珍しくSSD・HDDどちらも専用の蓋を取れば簡単に取り外せます。

メモリーも簡単に取れますのでメンテナンス性は高いです。
他社も見習って欲しいですね。
検査結果は、SSD・HDD共に正常で、メモリーも正常でした。

液晶部分解

液晶部のベゼルは左右下部でネジ止めされています。
目隠しシールを取るとねじが見えますので外します。

ベゼル自体ははめ込まれているだけなので、割らないように取り外します。

液晶パネルのコネクターはテープ止めされていますので、取り外して型番チェックの上で発注をします。

フルHDパネルの発注

元々つけられていた液晶パネルの解像度は「1366×768」です。
オーナー様のご希望で「1920×1080」のフルHD解像度の物を発注します。
VJS152C11NのシリーズにはHD解像度とフルHD解像度の2種類の設定があります。
ケーブルは共通のはずなので、パネルを交換すれば正常に映るはずです。

入荷後取り付け確認

入荷を待って組み立てをおこないます。
映るのを確認したら、最初にメモリーテストで時間をかけて正常なのを確認しておきます。

次いで液晶パネルの解像度の確認をしておきます。

きちんと「1920×1080」の表示になっていました。
各機能を確認してご返却となりました。

液晶も映ればいいわけではない

ノートパソコンの液晶パネルは、実際にはコネクターが合えば映るものが多いです。
しかし、パネルの形式（TNパネル・IPSパネルなど）や解像度・色域など性能が違っています。
単純に映ればいいわけではありません。
その機種にあったパネルを取り付けるべきかと思います。
解像度を変更するのもきちんと仕様にあった物を使いたいですね。