USBメモリー 分解・データ復旧
SONYのUSBメモリー 4Gで10年ほど使用していた物がパソコンで認識しなくなりました。
過去何年ものEXCELや請求書のデータが多数入っています。
パソコンに挿してみると、「Storage Media」とだけ表示されますが、ディスクの管理画面にも現れません。
USBメモリーなどのフラッシュメモリーが認識すらできない場合は、分解してのデータ復旧が必要になりますが必ずデータが救出できる訳でもありません。
復旧には分解が必要
USBメモリー自体がまったく認識していません。ハードウエアコピー機でも同じです。
こうなると分解をしないといけませんね。
USBメモリーはプッシュ式で、外側はかなり固く閉じられています。完全にカバーを破壊して取り外します。
外殻はとれましたが、もう一枚取らないといけません。このときは内部のチップを傷つけないように注意が必要です。
さらに分解・データ復旧
左側に写っている大きめのチップがメモリーチップ本体です。裏側にももう一枚同じ物が付いています。
これにデータが書き込まれています。
HDDは磁気データで記録されていますが、フラッシュメモリーはチップに電気的なデータが記録されています。
チップから直接データを吸い出すことができれば、データの復旧ができる可能性があります。チップをはがした後です。
チップから直接データを取り出すのには特殊な機械が必要となりますが、パソコンドックグループではこういった対応も可能です。
データ確認・納品
データ復旧により、2000個ほどのファイルが出てきました。
EXCELのデータは店頭でも開いて確認ができました。請求書のデータについては残念ながら、ソフトがインストールされていないので確認をすることはできませんが、状況から考えるとほぼ大丈夫でしょう。
納品時、データの保護についてお話をさせていただきました。
データは必ず2つの別々の媒体にコピーを保存しましょう。
また、今回の復旧済みデータも最初にコピーを作成していただくようにお願いをしました。
大切なデータが復旧できて何よりでした。