USBメモリーにラーメンスープがかかり認識しない

ADATA C008 8G USBメモリーの洗浄・データ救出

ノートパソコンにさして使用中にカップラーメンの汁をかけてしまい、その後抜き差ししても全く認識しなくなりました。
仕事のデータが入っていてできれば使用したいとご希望されています。

ADATA C008 USBメモリー

USBメモリーも電子機器ですので、水分は大敵です。
ラーメンの汁は塩分や油分もありますのでさらに危険です。

分解・洗浄を試す

お預かりした後、確認のため当店のパソコンに接続してみましたが、やはり全く認識しません。
内部に影響が出ているようです。
こういった場合、通常は高度復旧コースの作業に送付しますが、今回は水損なので当店でできることをしてみることになりました。

パソコンの水損と同じように、基板を取り出して洗浄してみることにより回復するかどうかを確認します。
そのために分解して基板をむき出しにします。

ADATA C008 基板1

こちら側はメモリーチップです。
大きな問題箇所はありませんでした。

ADATA C008 基板2

裏側にはコントローラーチップがありますが、こちら側には問題箇所がありました。

ADATA C008 焦げ

コントローラーの接続部分に汚れと、焦げた後があります。
内部に水分が入り込み影響が出ています。

洗浄液に浸してブラシでこすって洗浄をおこないましょう。

洗浄後乾燥で認識回復・データスキャンで復旧

洗浄した後、数時間かけて完全に乾燥させました。

パソコンに挿してみると、USBメモリーが認識されました。
今回は焦げもあったので、認識が戻ったのは驚きでした。

安全のため別のUSBメモリーにデュプリケーターを使ってセクターコピーを取りました。

元データがどこまで認識されているかも分からないため、コピー済みUSBメモリーを使い全体のデータスキャンをおこないます。
削除済みであろうデータも含めて、すべてを救出しておきます。

ADATA C008 復旧データ

確認・コピー納品

復旧したデータをオーナー様にご確認していただき、了解の上で新品USBメモリーにコピーしてご返却いたしました。
急ぎのデータが戻り一安心です。

データ復旧は必ずしも成功するわけではありません。
データは2つ以上の機械に同じデータを保存してください。
データの保護には2ヶ所保存が重要です。

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