Surface Pro5 バッテリー膨張による液晶パネル浮き
Surfaceシリーズはバッテリーが膨張してくることがあります。
最近よく目にするのはPro3・Pro4・Pro5です。
今回はPro5でバッテリー膨張で液晶パネルが浮いてはいます。
浮いてはいるものの隙間はまだ小さめですね。
でも、バッテリーの膨張は急激に進むことがありますので早めの対処が必要です。
液晶パネルの分解
Surfaceシリーズの修理で一番気を遣うのは、液晶パネルを剥がすところです。
強力な両面テープで貼り付けられていますので、分解の際に割れることがあります。
バッテリーの膨張で液晶パネルが浮いていたりすると、ゆがみのせいでさらに割れやすくなります。
液晶パネル側を温めているところです。
テープを熱で柔らかくして剥がしやすくして、テープを切り剥がしていきます。
なんとか割らずに分離することが出来ました。
パネル側の粘着テープ跡です。
これはきれいに取り除いとかないと、貼り付けがきちんと出来なくなりますので丁寧に取り除きます。
この作業も地味ですがなかなか大変です。
マザーボード・バッテリーの取り外し
Surface Pro5の場合、バッテリーを外すにはマザーボードも取り外さないといけないのでほぼ完全分解となります。
マザーボードまで外した後ですが、バッテリーの膨張具合がよくわかります。
バッテリーも両面テープで貼り付けられていますので、これも温めつつ剥がしていきます。
自作のヘラを使用します。
完全に剥がせました。
組み戻し
バッテリーを先に取り付けます。
バッテリーの端子はマザーボードの裏側にあって、その部分に合わせないといけません。
CPUファンも取り付けます。もちろんCPUグリスは塗り直します。
最初に外した液晶パネルを仮取り付けして起動確認をおこないます。
完全に貼り付けてしまう前に確認しないと、大変なことになります。
最終確認
液晶パネルを両面テープで貼り付け、その後再度起動確認します。
無事に起動確認が出来ました。
もう一つの確認はバッテリーの充電です。
充電も問題ありません。
修理完了でご返却いたしました。