SONY VAIO Fit 14 SVF14A19CJ メモリー故障・データ救出
SONY SVF14A19CJ(SVF14AC1CN) 動作が遅く、ソフトを起動しようとしても起動しません。
パソコンを起動してから少したつと画面に「アプリケーションを正しく起動できませんでした」というエラー表示が出てきました。しかも一つだけではなくいくつも出てきます。
診断のため分解
裏側のネジを全部取ります。DVDドライブを抜くと3個のネジがあるのでそれも取り外しておきます。
赤丸の部分のネジですね。
最初におこなうのはバッテリーの取り外しです。HDDは正常の検査結果ですが、念のためコピーを取ってデータの保全をしておきます。
メモリーテストで大量エラー
次におこなうのはメモリーのテストです。テストツールを起動させるとすぐに大量のエラーが表示されました。
これだけのエラーが出ているとWindowsは起動しなかったり、パソコンの電源が入らないなどの症状が出ることが多い。
今回はWindowsが起動した後にメモリーの読み出しがエラーを起こしています。
オンボードのメモリーで交換が出来ない
メモリーエラーには、メモリーそのものの故障とメモリーソケットの不調(接触不良かソケットの故障)の2つの場合があります。
しかし、この機種はメモリーがマザーボード基板に直づけされていて増設メモリーも見当たりません。
メモリーは基板に直接半田付けされているため、メモリー自体もしくはメモリーコントローラーの故障となります。
当然、メモリーの交換は出来ません。修理を考えるならばマザーボードの交換が必要です。
データの救出
マザーボードの交換はせず、パソコンは買い換えの判断となりました。
修理ではなくデータの救出をおこなっていきます。HDDは正常なため作業用パソコンでユーザーデータを取り出します。
データ量は全部で100Gほどで、写真や書類データ・年賀状のデータなどが取り出せました。
データは128GのUSBメモリーに移してお渡しします。
128GクラスのUSBメモリーもずいぶん値段も下がり、使いやすくなりました。
お渡し時には、救出済みデータの再複製をお願いしています。データの保全は2ヶ所保存が原則となります。