SONY PCG-11211N VPCJ118FJ ホコリによる熱暴走
CPUが初代Core i5 M450なので、15年ほど前のパソコンです。
以前はこの型もよく目にしましたが、最近はほとんど見なくなりました。
使用中に電源が落ちるとご相談です。
こういった場合は、内部のホコリ詰まりかFAN故障での廃熱不良が原因となっていることが多いです。
分解清掃程度で済めば安価に修理できます。
HDD取り出し・メモリーテスト98℃
この機種は裏面の足部分を取り外すと、HDDが外せます。
ネジ4個を取りはめ込みを外します。
3個のネジとSATAケーブルを取ってHDDを取り外し、SMARTチェックします。
長時間の使用ではありますが正常でした。
この段階で症状確認もかねてメモリーテストをおこないます。
しばらくするとCPU温度が98℃になりましたので、テストはいったん中止しました。
メモリーテストで98℃になれば、電源が落ちても不思議ではありません。
FANの回転は確認できましたので、ホコリが原因と思われます。
内部分解
内部のFANが確認できるまで分解します。
赤丸のネジを取り外して、DVDドライブとB-CASカードを抜き取ります。
黒いバックカバーを外します。
金属カバーも取り外します。
FANとマザーボードが見えました。
CPUヒートシンク・FAN取り外し確認
CPUのヒートシンクとFANを取り外してみました。
FANの汚れよりヒートシンクのホコリ詰まりの方が問題でした。
ほとんど風が通りません。
FAN・ヒートシンクを念入りに掃除しました。
CPUのグリスもカチカチに固まっていて簡単には剥がせませんでした。
掃除後、CPUグリスを塗り直して組み戻します。
組み戻しチェック
内部全体もきれいに掃除してから組み戻し、もう一度メモリーテストをおこないます。
今度は60℃を切る温度で収まっています。
30℃ほど低下したことになります。
これなら大丈夫でしょう。
Windowsを起動させてCPUの100%負荷テストもしてみました。
100%負荷で70℃前後で落ち着いていますので、問題ありません。
メモリー増設・完了
パソコンに搭載されているメモリーは、2Gが2枚で4Gでした。
Windows10で4Gは少ないので、この機会に4G 2枚で8Gに交換をします。
起動も少し速くなりました。
メモリーテストをもう一度してから終了となりました。
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