SONY PCG-11211N 使用中に電源が落ちる

SONY PCG-11211N VPCJ118FJ ホコリによる熱暴走

CPUが初代Core i5 M450なので、15年ほど前のパソコンです。
以前はこの型もよく目にしましたが、最近はほとんど見なくなりました。

SONY PCG-11211N

使用中に電源が落ちるとご相談です。
こういった場合は、内部のホコリ詰まりかFAN故障での廃熱不良が原因となっていることが多いです。
分解清掃程度で済めば安価に修理できます。

HDD取り出し・メモリーテスト98℃

この機種は裏面の足部分を取り外すと、HDDが外せます。

SONY PCG-11211N 裏面

ネジ4個を取りはめ込みを外します。

SONY PCG-11211N HDD取り外し

3個のネジとSATAケーブルを取ってHDDを取り外し、SMARTチェックします。
長時間の使用ではありますが正常でした。

この段階で症状確認もかねてメモリーテストをおこないます。

SONY PCG-11211N メモリーテスト98℃

しばらくするとCPU温度が98℃になりましたので、テストはいったん中止しました。
メモリーテストで98℃になれば、電源が落ちても不思議ではありません。

FANの回転は確認できましたので、ホコリが原因と思われます。

内部分解

内部のFANが確認できるまで分解します。

SONY PCG-11211N 裏蓋取り外し

赤丸のネジを取り外して、DVDドライブとB-CASカードを抜き取ります。
黒いバックカバーを外します。

SONY PCG-11211N 金属カバー

金属カバーも取り外します。
FANとマザーボードが見えました。

SONY PCG-11211N マザーボード

CPUヒートシンク・FAN取り外し確認

CPUのヒートシンクとFANを取り外してみました。

SONY PCG-11211N FAN

FANの汚れよりヒートシンクのホコリ詰まりの方が問題でした。

SONY PCG-11211N ヒートシンク詰まり

ほとんど風が通りません。
FAN・ヒートシンクを念入りに掃除しました。

CPUのグリスもカチカチに固まっていて簡単には剥がせませんでした。
掃除後、CPUグリスを塗り直して組み戻します。

SONY PCG-11211N CPUグリス

組み戻しチェック

内部全体もきれいに掃除してから組み戻し、もう一度メモリーテストをおこないます。

SONY PCG-11211N メモリーテスト58℃

今度は60℃を切る温度で収まっています。
30℃ほど低下したことになります。
これなら大丈夫でしょう。

Windowsを起動させてCPUの100%負荷テストもしてみました。

SONY PCG-11211N CPU負荷テスト

100%負荷で70℃前後で落ち着いていますので、問題ありません。

メモリー増設・完了

パソコンに搭載されているメモリーは、2Gが2枚で4Gでした。
Windows10で4Gは少ないので、この機会に4G 2枚で8Gに交換をします。
起動も少し速くなりました。

SONY PCG-11211N メモリー増設

メモリーテストをもう一度してから終了となりました。

SONY PCG-11211N 完了

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