NEC PC-VN770VG6W VN770/V Wimdows7 OS起動出来ない
Core2Duoの古めのパソコンです。
Windowsの起動途中「お持ちください」で再起動になります。
セーフモードの選択画面になり、通常起動を選択するとまた、再起動になります。
セーフモード起動を試してみたら、時間はかかりますが起動しました。
診断及びリカバリー
ハードディスク・メモリーの検査をします。
結果としては、機械的な故障は無し。
ホコリ詰まりが多いくらいですね。
検証のため、クローンコピーしたHDDでメーカーリカバリーをしてみました。
何の問題もなくリカバリーは終了して、普通に起動して動作も問題ありません。
さらに検証でリカバリー済みHDDのCドライブに、元HDDのCドライブをクローンしてみます。
HDDの別領域はリカバリーで正常になっていますが、Cドライブを書き換えると元の症状を繰り返します。
ソフト的な不具合・復元ポイントの使用
作業用パソコンでウイルスチェックしても特に問題は見つかりません。
残るのは「ドライバーまたはソフトウエアのエラー・競合」となってきます。
それならば、復元ポイントを使い過去の環境に戻せば解消されるはずです。
残っていた復元ポイントの一番古いものに戻してみますが、症状は変わりません。
こうなると、原因となるソフトを特定するしかありませんね。
サービス・スタートアップを止める
まず、セーフモードで起動します。
Windowsのスタートボタンを押し、「プログラムとファイルの検索」で「msconfig」と入力してシステム構成を起動します。
その中の「サービス」と「スタートアップ」を開き、自動起動するソフトを止めてみます。
「サービス」は「Microsoftのサービスを全て隠す」にチェックを入れた後、「すべて無効」にします。
再起動で通常起動したら、正常にデスクトップが表示されました。
やはり、どれかのソフトが邪魔をしてることが確定です。
ここから何度も再起動をする、地道な作業の繰り返しになります。
ビデオ・ネットワークソフトが原因
無効にした「サービス」をいくつかずつに分けて有効に戻し、再起動をかけます。
最初は一番問題を起こしやすい「ウイルス対策ソフト」を有効にします。
「ウイルスバスター」が入っていますが、これは原因ではありませんでした。
「end point保護」や「phish wall」も入っていて、競合を疑いますがこちらも原因ではありませんでした。
10回近い再起動に後、症状が再現しました。
ネットワーク経由のビデオ配信視聴ソフトが原因でした。
購入時からインストールされているソフトなのに、何故このタイミングで不具合を起こしたのかは不明です。
ソフトのアンインストール
セーフモードでもう一度原因ソフトの自動起動を止めてから再起動。
通常起動したら、コントロールパネルのプログラムと機能から、該当ソフトを2つ削除します。
これで正常起動できるようになりました。
その後、「システム構成」で残りのプログラムを全て有効にして再起動。
問題なく起動出来ました。
最後に内部・外部の清掃を行って終了となります。