NEC LAVIE Note Standard PC-NS300KAR-E3 NS300/K Windowsが起動しない
電源を入れるとチェックディスクが走ったり、自動修復になったりしてOSが起動しません。
動作が遅かったこともあり、お客様もSSHD故障を疑っておられました。
第7世代のCore i3搭載で、Windows11はインストールできないものの修理をご希望ということで持ち込まれました。
分解:SSHD
裏面14個のネジを外し、光学ドライブを引き抜きます。
パネルを外せました。
青枠内のバッテリーコネクターを抜き、左下にあるSSHDを外します。
仮組みしてメモリーチェックテストを行いましたが、こちらは正常でした。
SSHDステータス:注意
代替処理済セクターが8000以上検出されており、故障がかなり進んだ状態です。
チェックディスクや自動修復を行ったことで悪化した可能性があります。
環境保全を進めようとしましたが、途中で止まってしまいできませんでした。
リカバリーデータを確認することは可能でしたが、どうやらリカバリーメディアは作成済みのようです。
確認を取ると販売店で作成されていたようで、リカバリー用のUSBメモリーとMicrosoft Officeインストールに必要なアカウント情報をお持ちいただけました。
SSD換装
SSHDからHDDに交換すると遅く感じる可能性があるため、SSDへ換装することになりました。
元環境と同容量ということで、1TBのSSDへ交換します。
マウンターをHDDからSSDへ付け替え、内部清掃の上組み込みます。
リカバリー
持ち込んでいただいたUSBメディアを使用し、SSDへリカバリーします。
工場出荷状態へリカバリーできました。
Windows10のバージョンが1803(2018年上半期)でしたので、最新の22H2へインストーラーを使用して更新します。
トラブルなく更新できました。
その後Windows Updateやメーカーアップデートを最後まで適用し、使いやすいように調整していきます。
外部清掃・返却
メモリーは4GBのままですが、SSD換装したことによって元環境よりも動作が軽くなりました。
SSDは故障した際のデータ復旧が困難になりやすいためこまめなデータバックアップをするようお願いし、返却です。
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