NEC PC-NS150HAW NS150/HAW キーボードの一部が打てない
ノートパソコンで一部のキー入力が出来ないとノートパソコンのご相談です。
確認してみると4つほどのキーが入力出来ません。
キーボード不良の可能性が高いですが、キーボードケーブルの接触不良などという場合もあり得ます。
分解診断
キーボード修理の前に、全体的な診断のため分解をおこないます。
NECのこのタイプは分解法は共通です。
最初にバッテリーを外しておきます。
裏面のネジを総て取ります。
次にキーボードの爪を外してキーボードの取り外しです。
難しくはありませんが、ケーブルコネクターには気をつけます。
ネジ5個と電源ボタン・トラックパッドのフラットケーブルを取り外します。
上蓋を外すと内部にアクセスできるようになります。
HDDの止めネジ3個を外しHDDの検査をおこない、コピーしてデータ・環境の保全をしておきます。
キーボードの発注
キーボードの故障とわかりましたので、交換の手配をしていきます。
取り外したキーボードの型番を調べて発注できる物を探しますが、残念ながら同一型番の物は見つかりませんでした。
探していると使用できる物がなんとか見つかりました。
パソコンパーツのうちでも、液晶パネルとキーボードは共通で使える型番のものがあります。
残念ながら、白色ではなく色違いの黒色しか見つかりませんでした。
オーナー様に御了解をいただいたので、黒色のキーボードを取り寄せました。
内部清掃・組み立て・機能確認
分解ついでに、ブロワーで内部清掃をおこなってから組み立てをおこないます。
Windowsの起動をさせてから、キーボードの入力確認をおこないます。
正常な入力が確認できました。
その他機能も確認して終了となります。
色が違っていますのでキーボードが目立ちますね。
今回のようにまったく同じ物が見つからない場合もたまにあります。
それでも使用できる物が見つかりさえすれば、機能的には回復できることがあります。
できる限りの修理はしたいですね。