NEC LS150/F PC-LS150F21TR HDD故障・交換

NEC LS150/F PC-LS150F21TR HDD交換・Windows10クリーンインストール後起動トラブル

Windows10にアップして使用していたパソコンが修復で起動しません。元OSはWindows7で8年ほど前のパソコンです。

出来るならWindows10で使えるように修理をご希望です。

HDD故障・交換後Windows10クリーンインストール

この頃の機種は簡単にHDDの取り出しが可能です。

取り出して検査すると、HDDにはエラーが出ています。起動できない原因はHDD故障でした。
今回はWindows10での使用を前提としていますので、クリーンインストールをおこないます。
当店ではWindows7やWindows8.1からの上書きアップデートはすすめしておりません。
クリーンインストールが基本となります。
CPUはPentium Dual-Core B950でSandy Bridge世代となります。IntelもNECもWindows10の保証をしていないパソコンです。
リスクを承知いただいての作業となります。

Windows10を外付けDVDドライブでインストール・通常起動できない

Windows10のインストールは、DVDのディスクでおこないます。内蔵ドライブの調子が悪く、インストールが途中で止まってしまったため、USBタイプの外付けを使います。

Boot Managerから外部ドライブのUSBとなっているのを選択してインストール。
インストールは普通に終了しますが、その後の再起動で「No bootable device」と表示されて起動できません。

Boot Manager経由なら起動できる

再起動して、「Boot Manager」でWindows Boot Managerを選択すれば起動が出来ました。
しかし、毎回Windows Boot Managerを選択しないと起動が出来ません。

GPTとMBR

このPCはUEFIには対応していなくて、Legasy BIOS専用です。UEFIの場合とLegasy BIOSではHDDの領域確保の方式が異なります。
UEFI環境ではGPT、BIOS環境ではMBRでHDDの領域確保がされるのが通常です。
(GPTとMBRは後日解説予定)

調べてみたところ、外付けDVDドライブでインストールした場合はGPTで領域が確保されているため、BIOS上でパーティーションが認識できないのが原因でした。
本来、Legasy BIOS環境しかないので、WindowsはMBRで領域を作成してインストールをおこなうはずなのにGPTとなっていました。

内蔵ドライブを交換して、Windows10のクリーンインストールをおこなったらMBRでパーティーションが作成されました。

正常起動・調整

インストールが終わったので、ドライバーの調整をおこないます。
NECにWindows10用のドライバーがないため、別途ドライバーを手動でインストールしていきます。
その後、調整やMS Office・ウイルス対策ソフトをインストールしました。

今回は少し手こずりましたが無事使用できるようになりました。
Windows10であれば2020年1月14日以降も安心して使用できますね。

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