NEC LL750/F6W Apfiltr.sysエラーで起動しない

NEC PC-LL750FS6W LL750/F6W トラックパッドエラー

起動時に青い画面で「停止コード:WDF VAIORATION」「失敗した内容:Apfiltr.sys」と表示されて起動できません。

2011年発売の10年たったパソコンで、Windows7からWindows10にアップグレードされています。
CPUはCore i7 2670QMで、IntelもNECもWindows10対応を保証していないパソコンとなります。
Windows10の最近の更新により、Coreiシリーズの第2世代以前のCPU搭載機は対応し切れなくなっているように見受けられますね。

Apfiltr.sysはNX PADのドライバー

エラーが出ているApfiltr.sysはトラックパッドのドライバーで、通常はNX PADと表示されるものです。
Windows10の更新によりトラックパッドドライバーが適合せず起動できなくなる不具合は、以前より報告されているようです。

トラックパッド自体を無効化すれば起動できるようになるのですが、根本的な解決にはなりません。
Windows Updateがあたると、同じ不具合を起こす可能性が残ります。

分解・診断

一般的な診断をおこなうため分解をします。
この頃のパソコンはメンテナンス性は高くていいです。
HDDは左下の蓋を外して取り外します。

チェック結果は正常です。
メモリーなどは右側の大きい蓋の下にあります。

メモリーも正常で、Windowsの不具合との結果となりました。

Windows10クリーンインストール

一番簡単な対応法としては、トラックパッドのケーブルを外して認識しないようにすることですがトラックパッドが使えないと不便です。
そのため、Windows10のクリーンインストールをして調整をおこなうことにしました。
Windows10の20H2をインストールして、トラックパッド以外のドライバーを当てて調整します。
トラックパッドのドライバーはあえてインストールしません。
その状態でWindows Updateをおこなうと、NX PAD(for wide)のドライバーがインストールされました。
Windows10のアップデートでインストールされるドライバーはWindows10向けの物です。
これで正規ドライバーで使用が可能となりました。

その後各種の調整をおこない、リフレッシュパックも終了。
正常な状態でご返却となりました。

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