NEC LL750/E PC-LL750ES6R Wifiが繋がらない・固まる

NEC LL750/E PC-LL750ES6R
7年ほど前のcore i7機です。
Windows7からWindows10にアップデートされています。

今回の相談内容は、「無線LANが繋がらない・起動途中や起動後に固まる・熱くなる」の3点です。
機械的な故障を疑いましたが、HDDやメモリーも正常。
別に原因がありました。

まず、起動中や起動後に固まってしまう。
セーフモードだとわりと普通に動きます。
つまり、何らかのソフトが邪魔をしているのでしょう。
注目するのはウイルス対策ソフトです。
ウイルスバスターとTrusteerエンドポイント保護の2本が有効になっています。
以前「Trusteerエンドポイント保護によりEdgeが起動しない」でも書きましたが、原因は「Trusteerエンドポイント保護」がウイルスバスターと競合しているためでした。
セーフモードではTrusteerエンドポイント保護の削除が出来なかったので、システム構成からTrusteerエンドポイント保護サービス(Rapport Management Service)の起動を無効化してから再起動。

通常起動で操作ができるようになったので、プログラムの削除をしました。

Trusteerエンドポイント保護は他のウイルス対策ソフトと競合しないと書かれていますが、実際には競合していますね。
ウイルス対策ソフトは一本のみのインストールにしてください。

2つめ、「無線LANが繋がらない」です。
最初は無線が繋がったり繋がらなかったりしていて、前面のLANのON・OFFスイッチをいじっている内にスイッチ自体が取れてしまったのが原因と思っていたそうです。
しかし、デバイスマネージャーで無線ボードは認識していますし、別の無線ボードに交換してみても変化が見られません。
調べてみた結果わかった原因は、Windows Serviceの「WLAN AutoConfig」がシステム構成で無効化されていたためでした。

WLAN AutoConfigのチェックが外れていますね。
他にもMicrosoftのサービスがいくつも無効化されていました。
オーナー様は覚えがないそうですが、何らかの操作がされているのは間違いありません。
これらの無効なサービスを有効化することで、無線LANは機能するようになりました。

3つめ
熱くなる。
これは、長年の使用で内部にホコリが詰まっているからでした。

分解清掃とCPUグリスの塗り直しで解消します。

今回は大きな故障もなく、このままWindows10でお使い頂けそうです。
だだ、機種としてはWindows10の対応機種ではありません。
不具合を起こさないといいですね。

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