mouse LBI710S1HB コーヒーによる水濡れ後ランプ点灯のみで電源が入らない
ノートパソコンにコーヒーがかかってしまい、その後LEDランプは点灯しますが電源が入りません。
コーヒーがかかった翌日のご相談です。
水損の場合、マザーボードなどを完全に分解して洗浄をおこないます。
内部目視で焼けている場合などはマザーボードの特殊修理が必要となります。
分解・マザーボードまで
バッテリーは外部にあるので取り外しておきます。
裏面にはメンテナンス用の大きな蓋があります。
M.2のSSDがありましたので、取り外して検査と保全のためにコピーを取っておきました。
完全に分解しなければなりませんが、キーボード側のネジを外さないといけません。
裏側のネジをすべて取り外し、CPUファンとヒートシンクも先に取り外します。
ヒートシンクが邪魔になり裏蓋が外せません。
キーボードを外すとネジが4個ありますので、取り外します。
そのあと、裏返して裏蓋を取り外します。
マザーボードの取り外しができるようになりました。
コーヒー濡れあり
マザーボードを取り外したところ、キーボード下側にまだ濡れたままのところがありました。
数日もおくと錆が出ますので、むしろ濡れたままのほうが起動できる可能性は高そうです。
キーボード側のこのあたりから水分が入ったようでした。
基板・キーボード洗浄
マザーボードなどの洗浄処置に入ります。
キーボードにもかなりコーヒーがかかったそうなので、今回はキーボードも洗浄します。
洗浄液に浸して、ブラシで丁寧に洗浄をおこないました。
キーボード洗浄について
最近のキーボードはキーの薄型化により、キートップの爪も弱くなっています。
そのため、劣化があると洗浄によりキートップが簡単に外れます。
この場合キーボード交換が必要になるため、キーボード洗浄はオーナー様のご希望に従っています。
ご希望されない場合はキーボード洗浄はおこないません。
今回のキーボードは旧来タイプでしっかりとしていましたので、洗浄でも問題ありませんでした。
乾燥・組み立て
洗浄後翌日まで乾燥させ、CPUグリスも塗り替えて元通り組み立てます。
電源アダプターを取り付けて電源ボタンを押すと、無事電源が入りBIOS表示が確認できました。
このタイミングで、メモリーテストをおこなって正常確認できました。
SSDを取り付け、Windows起動もできました。
キーボード入力も一通り確認して門愛ありませんでした。
その他の機能確認をおこなって、オーナー様にもご確認いただきご返却となりました。
今回は洗浄で回復しましたが、回復できない場合もあります。
水損時は時間をおかないのが望ましいですね。
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