mouse G-Tune CMOS電池切れ・交換
mouseのデスクトップパソコン。
電源ボタンを押しても何の反応もありません。
全く反応がないときは、電源故障やマザーボード故障が多いですね。
順番に検証をしていきます。
SSD・HDD
このケースのHDD搭載スペースは裏側の一番上となっています。
割と珍しい位置ですね。
SSDはHDDスペースの下にあり、ネジ止めされていました。
右上に見えます。
ドライブを外しての診断では、両方とも正常でした。
ドライブを外しても電源は入りません。
メモリー・電源・グラフィックカード
診断のために各パーツの検証をおこないます。
通常最初におこなうのは、メモリーの差し直しです。
メモリーは2枚なので、まず1枚を取り外して残りの1枚で確かめます。
次に差し込むスロットを変えて確認。
メモリーモジュールを取り替えてもだめなので、検証用のメモリーパーツに交換してみましたが症状に変化はありませんでした。
次に、電源を検証用のものに交換してみましたがやはり変化ありません。
検証用に組んであるマザーボードにグラフィックカードを移植して、正常使用できるのが確認できました。
電源スイッチ確認・CMOS電池交換
もう一つ確認するの本体ケースの電源スイッチです。
まれにボタン自体が壊れていて電源が入らないことがあります。
この確認には、マザーボードのパワースイッチのコネクターを抜いて、スイッチピンをピンセットでショートさせて確認します。
ボタン不良の場合、これで電源が入りますがこれでも変化はありませんでした。
ここまで来れば一般的にはマザーボードかCPUの故障でほぼ確定ですが、本当にごくまれにボタン電池が切れているために電源が入らないことがあります。
試しに電池を交換してみると、あっさりと電源が入りました。
電池の電圧を測ってみると、0.5Vほどしかありませんでした。
単純に電池切れで電源が入らないというよりは、電池切れでBIOSの設定が初期化できなくなっていたというべきでしょうか。
各種再確認
電源が入るようになったので最初にBIOSの日時設定をおこない、それからメモリーテストをおこないます。
Windowsの起動を確認してから、負荷テストをします。
問題は見られないので、内部清掃をして終了となります。
珍しくはありますが、大きな故障もなく電池交換で起動できるようになりました。
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