Mini-ITXパソコン CPUファン故障交換・SSD交換(診断・修理編)
CPUファンは目視で回転していないので取り外して新品に交換します。
こちらは交換する新品のCPUファンです。
少し形状は違いますが、同じタイプのネジ止め式ですので簡単に取り付けができます。
CPUはCore i7 8700でWindows11にも対応できる世代です。
CPUグリスをきれいに拭き取り、新たにグリスを塗り直してからファンを取り付けしました。
SSDの再検査
グラフィックカードの問題で画面がフリーズしたりもしますが、それだけが原因とも限らないのでSSDの読み出しテストをおこないます。
すると読み出しスピードが大きく乱れていました。
OSフリーズの原因はこちらにもありそうです。
劣化度合いも45%と表示されましたので、交換が必要でしょう。
幸い全く読めないわけでもなく、時間はかかるものの全域のコピーが取れました。
SSD 1Tに交換
元SSDは240Gで、交換にあたって容量アップをご希望されています。
こちらは240GのSSDで読み出しが不安定なものです。
1TのSSDにクローンコピーを取りますが、未使用領域があるのでパーティーションの拡張をして全域使用ができるようにしました。
SSDも新品になったことで、起動スピードも上がりました。
パソコンは排気に気ををつかいたい
今回のパソコンはサイドに排気ファンがあります。
しかし、電源の排気部はパソコンの下部にあって、完全な廃熱ができていませんし内部の廃熱には全く関係していません。
SSD・HDDはかなり発熱しますが、高温になると故障率が大きく上昇します。
このケースではHDDやSSDは、狭い空間に押し込められていて空気の流れは全くありません。
SSDには良くない環境だといえるでしょう。
自作パソコンなどではSSD・HDDの設置場所は風の当たる場所にするべきだと思います。
実際に私個人使用の自作パソコンでは、10年間稼働でSSD 1台とHDD 4台は一度も故障していません。
メーカーもそのあたりはわかっているはずなので、設計段階で考慮してほしいものですね。
最終確認
グラフィックカード・CPUファン・SSDと盛りだくさんな処置となりました。
組戻して正常確認の上でご返却となりました。
mouse EGPI787G107DR20W 固まる・再起動する 1
mouse EGPI787G107DR20W 固まる・再起動する 2