MARSHAL USB外付けHDD データ復旧
外付けHDDは一般的なHDDにUSB変換基板をつけていますので、HDD自体とUSB変換基板のそれぞれに故障の可能性があります。
USB変換基板故障の場合はHDDが正常でデータは取りやすいが、HDD故障の場合はやっかいです。
HDD故障
「代替処理済みセクター」は3個、「代替処理保留中セクター」が2個です。
SMART上はたいしたことがないですね。
特殊クローン
通常通りHDDクローン機でコピーできそうなのですが、1%で止まってしまい進みません。
この場合、別のクローン機で後方からの「リバースコピー」を試します。
しかし、これも8%で止まり進みません。
SMARTには現れない問題があるようですね。
方法を変えてみます。
パソコンをWindowsではなくubuntuで起動させてクローンを試みます。
そうしたら何とかコピーが進み出しました。
先頭と最後の領域にはエラーが多くありましたが、それ以外はほぼ無事。
復旧作業
クローン終了後のHDDを作業用パソコンにつなぐと、ドライブレターは表示されますがパーティーションは出てきません。
通常ではクローンできなかったので当然復旧作業は必要ですね。
HDD全体のデータスキャンをおこなったところ、データの認識ができました。
運が良くて、フォルダー構造も復帰できました。
データもだいたいは復旧できました。
今回はubuntuでクローンが取れましたが、その時によりどの方法でクローンが取れるかは違います。
いくつかの方法を試してクローンが取れればデータの復旧を行えるようになる可能性が上がります。
できる限りの方法は試します。
でも、データが全部取れるとは限りません。
データは保全を必ずおこないましょう。
参考→データ保全について