MacBook Pro 2022 13インチ 水濡れ・洗浄

梅酒がかかったMacbook Pro 2022 水没診断

購入して数ヶ月のMacbook Pro にお酒をかけてしまって翌日にご相談がありました。
水損時はすぐに電源を切って洗浄等をおこなうのが望ましいので、正しいご判断だったと思います。
翌日でも内部には水分が残っていました。

このままでは錆が発生しますので、洗浄をおこなっていきます。

分解

Macbookの分解には特殊な星形ドライバーが必要ですし、手順を知っておく必要があります。

ネジを取ってから真ん中部分にあるはめ込みラッチを吸盤を使って外します。
その後ヒンジ部のはめ込みを矢印方向に引っ張って取り外します。
固いので慎重に片側ずつ抜いていきます。

最初の写真のように裏蓋に飲料が残っていて、スピーカー部も濡れていました。

バッテリーコネクター取り外し

最初にバッテリーコネクターを取り外します。

四角のコネクターのケーブルを抜いてから、赤丸の部分のネジを取ります。
バッテリーコネクターはネジで押さえて通電しているので、コネクターを持ち上げて電流を遮断します。

トラックパッドのケーブルを外してからロジックボードを取り外します。

ロジックボード・トラックパッドの洗浄

スピーカー・FAN・ロジックボードを取り外します。

トラックパッドも取り外します。

トラックパッドは濡れ跡がしっかりありました。
ロジックボードとトラックパッドは洗浄液でしっかりと洗っておきます。

スピーカーは残念ながら洗えませんので水分を拭き取っておきました。

乾燥・組み立て

翌日まで乾燥しておいてから元通りに組み立てします。
組み戻しが済んで電源を入れる時は、少し緊張しますね。

無事に起動確認が出来たので、安心しました。

その後、キーボードの入力確認をしておきます。
水損時にはキーボード不良になりやすいので、確認は必須です。
写真を撮り忘れましたが、正常入力が確認できました。

キーボード入力に問題がある時は、キーボードは交換しないといけません。
※現状で2022・2023のキーボードは入手が出来ません。

オーナー様の確認の上でご返却となりました。

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