MacBook Air (Retina, 13インチ, 2020)A2179 バッテリー交換

Intel CPU最終のMacbook Airのバッテリーが充電されなく、アダプターを外すと電源が落ちてしまいます。
2年間ほど全く使っていなかったそうなので、バッテリーがだめになってしまったようです。

起動はしますがとても遅くて操作もできなくて、電源ボタンで強制終了するしかありません。
内容からするとバッテリー異常で症状が出ていると思われます。

バッテリー取り寄せ・検証

裏蓋を外して確認します。

特殊ネジですが、ネジさえ取れば裏蓋は外せます。
今回の症状は、「バッテリーが充電できなくて遅い」「ファンが全開になる」というものです。
バッテリー不良で起きることもありますがロジックボード故障でも同様の症状が出ることがあります。
そのためバッテリーを交換してみないと、バッテリー交換で直るのかロジックボード修理が必要になるのか確定しません。
バッテリーを取り寄せてから検証をおこないます。

バッテリーコネクターのみを外し、新しいバッテリーを仮止めで取り付けます。
結果として、バッテリー交換のみで不具合が解消されることがわかりました。

バッテリー取り外し

貼り付けられているバッテリーを外していきます。

バッテリーのすぐ上の四角マークのバッテリーコネクターを左方向に抜き取ります。
次にスピーカーを取り外すため、ネジとスピーカーコネクターを取っておきます。

スピーカーは両面テープで貼り付けられています。
印の部分を引っ張ってテープを取りますが、はっきり言ってすぐに切れてしまいます。
その場合はヘラを使って剥がさないとなりません。

スピーカー取り外しの後バッテリー自体を取り外します。
左右にあるネジを取りバッテリーの横に出ている両面テープを引っ張って外します。
トラックパッドケーブルがバッテリー上を通っていますので、コネクターを外しておきます。
ケーブルはバッテリーに張り付いていますので、丁寧に剥がします。

バッテリー取り付け・確認

新品のバッテリーを貼り付け、スピーカーも元に戻します。

組み戻してから充放電の確認をおこないます。

100%充電してから動画を流して放電します。
3回ほど繰り返して正常なのが確認できました。

バッテリー起動とスピードが正常に戻ったのを、オーナー様に確認いただきご返却いたしました。
バッテリー不良のみでロジックボード不良でなかったので助かりました。

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