Macbook Air 2015 Early 11インチ データ救出

Macbook Air 2015 Early 11インチ 電源が入らない・メモ帳データ復旧

電源が入らなくなって1年半たっています。
過去に使っていたデータが急遽必要になって、データ救出のご依頼をエクスプレスでお受けしました。

夕方6時頃のお預かりでしたが、早速作業に取りかかります。

Mac専用SSDを外す

MacbookシリーズのSSDはMac専用の物となっています。

バッテリーのすぐ上にある細長いボード状の物がSSDです。
最近のMacbookなどは、ロジックボードにSSDが直付けで実装されている物が多くなっています。
直付けの場合データ復旧はほぼ出来ませんが、今回の機種はSSDが取り外せますので作業を行えます。
SSDの取り外しはネジを一つ外せばおこなえます。

SSDをPCI-eボードで変換する

SSDの内容を読み出すために作業用PCにつなぎます。今回はPCI-eボードに挿して外付けで作業をおこないます。

パーティーションを開こうとしたら「鍵」マークが付いています。暗号化解除で、パスワード入力が必要ですね。
オーナー様に聞いておいたパスワードを入れても開けません。
電話で話ながら、セットアップ時のパスワードを思い出していただけたのでそれを入力して中を見ることが出来ました。

メモ帳のデータの取り出し

デスクトップやドキュメント・ピクチャーなどは通常通り取り出しが出来ました。
しかし、一番欲しいのは「メモ」のデータです。
メモ帳のデータ保存場所については情報が錯綜しています。
「user-ユーザー名-Library-containers」と「user-ユーザー名-Library-Group containers」の中にあるファイルが正解でした。
Libraryフォルダーは隠しフォルダーですので通常では見えません。

「notesV7.storedata」と「NoteStore.srlite」のファイルで復旧が出来ます。
「notesV7.storedata」が実データで、「NoteStore.srlite」はデータベースファイルのようです。

この2つのファイルを別のマックの同じフォルダーに上書きコピーすることにより「メモ」が復活できました。
ただ、メモ帳のバージョンが違った場合の動作は検証できていません。

データのお渡し

最終的に29Gほどのデータを取り出せました。
32GのUSBメモリーにコピーをして納品をしました。

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