Mac mini 2012 Late 日本語IME不具合・SSD換装
起動時のログインパスワードは入力できるが、ログイン後にキーボードが使用できなくなるMac mini 2012。
OSは10.15(Catalina)です。旧環境から順番にアップグレードして使用しています。
併せて動作が遅いとの相談もお受けしました。
原因はATOK2009
OSを新規インストールしてみたところ、全く問題はありません。
ハードウエアの不具合ではなく、ソフトの問題ですね。
本来、Mac・Windowsとも、OSのアップグレードをするには環境を引き継がず新規でインストールをしてソフト環境を作り直すのが確実です。
旧環境を引き継ぐと問題を起こしやすくなります。
キーボードが打てない原因はずっと以前から使っている日本語IMEのATOK2009でした。
旧環境に上書きでOSをアップデートし続けていて、古いソフトが残っています。
ATOK2009で10年も前のソフトのため、サポートもなくCatalinaでは動作しなかったようです。
ATOK2009が削除できない
ATOK2009のアンインストールはディスクを起動させて、インストーラーを使用します。
しかし、ソフトが古いためインストーラーの起動そのものができません。
一番いいのはOSをクリーンインストールして、環境をきれいにすることですが今回は環境をそのまま使うのでIMEを切り替えて使用していきます。
右上のIMEバーでの切り替えをおこなえば、入力ができるようになります。
SSD換装で速度アップ
さて、「遅い」の解消です。HDDは正常で特にエラーなどは見当たりません。
環境をそのまま使って、スピードアップをおこなうにはHDDをSSDの交換するのが一番です。
分解をしていきます。
(参照→Mac mini 2012の分解詳細記事)
500GのHDDの内容を512GのSSDにそのままクローンをしていきます。
元がSATAのHDDなので、2.5インチのSSDと差し替えれば動作します。
組み戻して起動確認
内部の清掃をしてから組み戻していきます。
特に問題なく起動しましたので、機能の確認をします。
起動のスピードは、電源ボタンを押してからログイン画面(パスワード入力画面)が出るまでが「23秒」でした。
7年前のモデルですが早くなりましたね。
これで十分に快適に使用できるようになったと思います。
壊れるときは突然であったり、故障時にデータ復旧が困難である事などの、SSDの欠点をご返却時に説明させていただきました。