Panasonic Let’s note CF-AX3 スイッチ接触不良・洗浄処理
Let’s noteにありがちな不具合に、電源のスライドスイッチの反応が悪くなるというのがあります。
ご相談があった内容も、スライドスイッチを何度か動かさないと電源が入らない症状でした。
接触不良かどうかは処置をしてみないと結論が出ないので、分解をして確認をしていきます。
裏蓋を外して診断
最初にバッテリーを外しますがCF-AX3は内部にもバッテリーがあるので注意。
外部バッテリーはバッテリーのレバーをスライドさせながら、手前側を上方向に持ち上げて外します。
単純にスライドさせようとしてもできません。
裏蓋はねじを全部取れば外せるので簡単ですね。
内部バッテリー取り外し・スイッチ基板分離
内部のバッテリーも外します。
バッテリーが繋がっていると通電しているので故障の原因になります。
赤枠の部分がスイッチの基板です。
ネジを取ってケーブルを外して基板を分離します。
接触不良かどうかは処置をして確定させていきます。
スイッチの洗浄処理
基板のスイッチ部分を直接液に入れてスイッチの洗浄をしています。
CF-AX3はスイッチ基板が独立しているので処理がしやすいですね。
スイッチがメイン基板に直接取り付けられている機種では、こうはいかないのでもう少しやっかいです。
しばらく乾燥をさせた後、導電処理をおこないます。
スライドスイッチは接触不良注意
Let’s noteの電源スイッチは、基本的にスライドスイッチです。
一般的なパソコンのボタンスイッチに比べて、耐久性は高いと思われます。
完全に壊れたりはしにくいですが、スライドスイッチは汚れが入って電源が入りにくくなりやすい。
電源が入らないわけではないが何度かスライドさせないと電源が入らなくなりがちです。
電源が入りにくくなってきたら早めの処置をするのがいいでしょう。