Lenovo H520s Type4746 データ救出

Lenovo H520s HDD故障で「CRITICAL PROCESS DIED」

ブルースクリーンで「CRITICAL PROCESS DIED」となり起動ができません。
「CRITICAL PROCESS DIED」は致命的なエラーを表します。

Lenovo H520s 外観

Coreiシリーズの第2世代CPUで10年超えのパソコンのため、修理はせずデータ救出のみを試みます。
HDDの状態をみていきましょう

HDD取り出し

サイドパネルを外したところです。

Lenovo H520s 内部

DVDドライブがあり、その下にHDDが取り付けられています。
HDDを外すにはフロントパネルを外す必要があります。

Lenovo H520s 前側

前面の2個のネジを取るとDVDドライブが外せます。

Lenovo H520s HDD取り外し

HDDを止めているネジを取ってスライドさせるとマウンターごとHDDが取り外せます。

Lenovo H520s HDD

HDD故障

HDDのSMARTを作業用パソコンでチェックします。

Lenovo H520s HDD SMART

HDDはかなりのエラーが出ていて故障状態でした。
代替処理済みセクターが2872ですから、よく今まで起動していたものです。
作業用パソコンではパーティーションも認識していません。

このままではデータ救出できませんので、HDDのコピーを取ってみましょう。

HDDコピー完了・データ復旧

デュプリケーターを使ってHDDのコピーを取ってみましたが途中から進んでいきません。
特殊機のリバースコピーに変えてみたら、時間はかかりましたがクローンコピーが完了しました。

ここからデータ復旧に取りかかります。
パーティーションを認識していませんので、HDD全体をスキャンします。
全体スキャンは時間がかかります。

Lenovo H520s 復旧データ

幸い40G程度のデータが救出できました。
エラーがひどいので破損ファイルはありそうですが、オーナー様に確認していただいたところOKをいただけました。
当店で購入していただいた、64GのUSBメモリーにデータをコピーしてお渡ししました。

今回は10年以上前のパソコンですが、1~2年程度でHDD・SSDが故障することもあります。
年数の差はあれども、機械ものは必ず故障するものです。
重要なデータは2台以上の別の機械に複製コピーを取っておきましょう。

1台が故障しても、もう1台に正常データがあれば再度複製を取ることが可能です。
データ保護にはデータの2重化が必要ですね。

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