Lenovo G580 ヒンジ補修・液晶ケーブル挿し直し
液晶の表示が乱れてきちんと映らない。
電源を入れると横線が入ったようになります。
ディスプレイケーブルか液晶パネルの不具合が考えられます。
分解して原因の診断をしていきます。
キーボード側を外す
基本的なメンテナンスはこれでできますが、今回は液晶の確認のため上半身を外します。
裏面のネジを全部外してから、キーボードケーブルに注意しながらキーボードを外します。
キーボード下のネジを外します。
封印シールの下にネジがあります。
トップボードを外すとマザーボードが見えました。
ヒンジのネジと液晶ケーブル・WiFiケーブルを取り、上半身を分離します。
液晶側コネクターが半抜け状態
最初は気づかなかったのですが、よく見るとコネクターが斜めになって半分抜けかかっています。
写真を拡大してみるとわかります。
写真右側が少し抜けかかっています。
コネクターを一度外して、挿し直したところ画面表示は正常になりました。
コネクタの接触不良が表示異常の原因でした。
コネクター部はテープで補強して外れないように固定しました。
大元の原因はヒンジ破損
分解時に気づいたのは液晶側のヒンジネジ受け破損です。
後からわかったのですが、パソコンの落下による破損でした。
ヒンジ破損でゆがみが発生して、ディスプレイケーブルが引っ張られコネクターが抜けかかったという順序のようです。
ヒンジ部は割れている部分を取り除いて、ネジ受けの成形固定をしてきちんと止められるようにしました。
受付時の状況説明は正確にお願いします
当店では受付時に「パソコン問診票」の記入をお願いしています。
その中には筐体破損の項目もあります。
今回のパソコンは落下によってボディの一部に割れがありました。
落としたとの申告はありませんでしたが、こういった内容も伺っていれば原因を調べるにあたり考慮します。
パソコン修理の過程では、直前に何があったかが重要ですし落下や水損などは数ヶ月単位で影響が出ることがあります。
正確に教えていただけると助かります。
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