Lenovo Flex 5-14ITL05 液晶左右ヒンジ破損

Lenovo ideapad Flex 5-14ITL05 ヒンジ固定補修

Lenovoの360°回転してタブレットとしても使える小型ノートパソコン。
液晶左側のヒンジネジ受けが割れて浮いています。
そのままの状態で使っていたため、液晶下部の目隠し板も取れてしまっています。

Lenovo 5-14ITL05 ヒンジ割れ

同一のモデルは過去にもヒンジ割れで修理をおこなっています。
360°回転するノートパソコンは、やはりヒンジが割れやすいですね。
構造的な問題と思います。

パネルを開けたまま分解

液晶パネルを閉じると症状が進むので、閉じずに分解していきます。

Lenovo 5-14ITL05 裏面

裏面のネジを取れば裏蓋が外せます。

Lenovo 5-14ITL05 内部

バッテリーコネクターを外してからSSDを取り外し検査します。
SMARTチェックでは異常なしでした。

分解した時点でファンの吹き出し口や、HDMI端子の部分がホコリだらけでした。
メモリーテストをおこなってみましたが、ファンがまともに回転していませんでしたので、いったん取りやめてホコリの除去をおこないました。
これだけのホコリ詰まりだと、使用環境を見直す必要がありそうです。

液晶パネル取り外し

ディスプレイコネクターとヒンジネジを外して上半身を分離させます。
本来は液晶下部の目隠しパネルを外しますが、今回はすでに取れています。
目隠し板の下に液晶パネルを止めているネジもありますが、その部分も今回は割れています。

Lenovo 5-14ITL05 液晶パネル取り外し

液晶取り外し後の写真しかありませんでした。
分解してみたところ、液晶の左右ともネジ受けが割れていました。

Lenovo 5-14ITL05 左ヒンジ

右側はこんな感じです。

Lenovo 5-14ITL05 右ヒンジ

どちらかがぐらついたらすぐに修理しないと、このように症状が悪化します。
早い対処が必要です。

ヒンジ部特殊接着固定

割れ方を見るとわかりますが、ネジ受け部分だけが土台からきれいに取れています。
バックパネルが金属製で、その上に樹脂土台が接着剤で貼り付けられていますが、強度不足で樹脂と接着剤が割れて剥がれてしまっています。
単純にネジ受けだけを取り付けても再発しますので、当店独自の方法で強力に貼り付けをおこないます。

Lenovo 5-14ITL05 左ヒンジ貼り付け

右側も同様に固定します。

Lenovo 5-14ITL05 右ヒンジ貼り付け

ヒンジ蝶番ネジ緩め

順序は前後しますが、ヒンジ回転部のネジを緩めます。
360°回転のために2重蝶番になっていますので、片方のヒンジごとに2個のネジを緩めておきます。
どの程度緩めるかは経験的にわかっていますので、緩めすぎて液晶パネルが立たなくなる事はありません。

ヒンジ固定後、翌日まで固まるのを待ちます。
液晶パネルを両面テープで貼り付けて組み戻します。

起動させて、液晶表示やカメラ機能を確認します。

Lenovo 5-14ITL05 起動確認

360°回転も問題なくできます。
ボルト止めではこうはいきません。

Lenovo 5-14ITL05 360°回転確認

オーナー様確認の上でご返却いたしました。

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