Lenovo 5-15IIL05 液晶側左右ヒンジ割れ

Lenovo 5-15IIL05 Type 81YK 左ヒンジ破損で右側も一部破損

液晶側左のヒンジ部が割れてベゼルのが浮いてしまったノートパソコン。
開閉のたびにバキバキと音がします。

Lenovo 5-15IIL05 左ヒンジ割れ

このパソコン、同時に3台同じ症状でお預かりしました。
会社で同じ機種を何台も購入していて、3台とも同じような破損をしています。
どう考えても構造的な強度不足と思います。

分解して状態確認

裏面のネジを9個取れば裏蓋は外せます。

Lenovo 5-15IIL05 裏面

バッテリーコネクターを最初に外してから、SSDを取外し検査しておきます。
楕円マークのディスプレイコネクターとWiFiコネクターを外してから、左右ヒンジのネジを外します。

Lenovo 5-15IIL05 内部

左側ヒンジ部は本来あるはずのカバーが紛失していました。
カバーについては修理後もないままとなってしまいます。

Lenovo 5-15IIL05 左ヒンジ部

ベゼル取り外し

液晶下部にある目隠しカバーはベゼルと一体になっています。
隙間のはめ込みを外してからベゼルを外していきますが、テープ貼りされているので注意します。

Lenovo 5-15IIL05 ベゼル

ベゼルを外した後です。

Lenovo 5-15IIL05 ベゼル取り外し後

ヒンジ左右破損

破損が明らかな左側は3個のネジ受けが全部もげていました。

Lenovo 5-15IIL05 左ヒンジ

右側ヒンジは1個がもげていて、もう一つにはひびが入っていました。
ネジ受けの間にある四角マークの部分には液晶貼り付けのテープがあります。
頭を持ってゆっくり引っ張ると薄く伸びて取り外しができます。
左右とも取外して液晶パネルを外します。

Lenovo 5-15IIL05 右ヒンジ

左右とも割れている樹脂部分を削って特殊接着で固定します。
バックパネルは金属ですので通常の方法では再剥離してしまいます。

Lenovo 5-15IIL05 補修済み

翌日まで時間をおいてから確認します。

蝶番のネジを緩める

順序は前後しますが、固定前に左右とも蝶番ネジを少しだけ緩めます。
開閉の強度を落として再発防止としています。

固定が完了したら液晶パネルを専用テープで貼り付け、ベゼルも元に戻します。
本体側とも組み付けして起動確認します。

Lenovo 5-15IIL05 起動確認

左ヒンジもきれいに補修できました。

Lenovo 5-15IIL05 完了

最後にWiFi接続やカメラの確認をしてからご返却しました。
3台とも左右の固定補修でしたので修理には時間がかかりました。

メーカーには構造の再考をお願いしたいです。

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