Lenovo Ideapad 320-15ISK 液晶不良・交換
画面の右半分が映らないノートパソコン。
普通に考えると、液晶割れか映像ケーブルの破損ですね。
しかし、いじっているうちに画面全体が正常表示されました。
液晶自体の割れはないようです。
一般的にはケーブル不良
液晶パネルの問題ではなくて画面が映ったり映らなくなったりする場合は、一般的に考えれば液晶ケーブル不良(断線等)ですね。
本来、このパソコンの液晶下のケーブル部分には目隠し用のカバーが付いています。
このカバーが取れてしまい、テープで貼り付けられていました。
同一機種ですが別個体の写真です。
分解・診断
最初にバッテリーを外すため、裏蓋を取り外します。
裏のねじを総て取れば外れますので問題はありません。
バッテリーのコネクターを外してからHDDの検査をおこないますが、正常でした。
液晶のベゼルははめ込まれているだけですので、割らないようにはずしていきます。
液晶パネル基板部分の破損
液晶パネルの下部のコネクター部分を触ると画面の右半分が映らなくなりました。
しかし、液晶パネルを別の物に交換してみると、コネクター部分などをいじっても画面の乱れはありません。
ケーブルの断線などは無く正常です。
原因は目隠しカバー
液晶パネルのコネクター部分の目隠しカバーは、使用中に取れていました。
このカバーをはめるためには、一旦上半身部を完全に取り外さないといけません。
きちんとはめるには爪を割らないようにスライドさせる必要があるのですが、無理にはめようとしたために爪が割れてしまっています。
目隠しカバーは布テープで貼り付けてありました。
そのせいでパソコンを開閉する時に、カバーと本体が当たってしまいます。
それを繰り返すうちに基板損傷に至ってしまったようでした。
新品液晶に交換
新品の液晶パネルを発注して取り寄せします。
交換して組み立てますが、あえて目隠しカバーは取り付けません。
直接コネクターや基板部を触らなければ支障はありません。
どうしても気になる場合はテープで直接目隠しをしていただくことにしてご返却となりました。