DELL Inspiron 3580 Optane解除・SSD換装・Windows修復
EXCEL・WORD・筆まめが起動できず、Windowsアップデートも失敗しています。
Windowsは起動していますが、起動も遅い。
パソコンとしてはWindows11対応機種なので本来ならWindows11のクリーンインストールを提案しますが、そのままの環境で使えるようにとのご希望です。
ソフトの起動失敗時はエラーが表示されています。
(0xc000012f)となっていますが共有ファイル(dll)のエラーなので、Windowsが破損していると考えた方がいいと思います。
BitLocker暗号化解除
確認したところ、BitLockerで暗号化されていました。
作業をする上で問題を起こしかねないので、BitLockerは解除します。
BitLockerの解除は通常長くても3時間ほどで終了しますが、翌朝まで放置しても終わりません。
終了したのは24時間以上あとのことでした。
起動はするものの、ここまで時間がかかると機械的な故障かと思われます。
Optaneメモリー解除
Inspiron 3580にはOptaneメモリーが搭載されています。
OptaneメモリーはHDDと組み合わせてシステムを高速化する仕組みですが、こちらも作業には邪魔になりますので解除しておきます。
Optaneメモリー・ストレージ・マネジメントを起動して、「無効」ボタンを押します。
こちらも通常より時間がかかり2時間ほどかかりました。
準備に思いのほか時間がかかりましたが、分解に取りかかります。
分解・HDDエラー
裏蓋を取るとバッテリーの右側にOptaneメモリー、左側にHDDがありました。
Optaneメモリーは正常表示ですが、使用時間が「548944時間」で明らかに異常です。
Cドライブの内容を確認すると「found.000~found.084」のフォルダーがあり、チェックディスクで破損ファイルを格納した跡が大量にありました。
Windowsもそれに伴って破損しているのでしょう。
BitLocker解除に24時間以上もかかったのは、ドライブ故障のせいですね。
チェックディスクとWindows10の上書きインストール
元環境の修復を希望されていますので、まずはCドライブのチェックディスクを行います。
その後、Windows10を起動させた状態からUSBメモリーのWindowsインストーラを使ってWindows10を再インストールします。
Windows10の上書きインストールがされるので、Windowsが正常な状態に戻ります。
上書きインストール後、EXCEL・WORD・筆まめも正常に起動できるようになりました。
Windowsアップデートでも最新までの更新ができました。
SSD換装
元々はOptaneメモリーで高速化されていますが、Optaneメモリーも調子が良くありませんしOptaneシステムはトラブルの元なので、SSD単体に換装して高速化します。
元HDDは1Tなので、SATA SSDの1Tに環境をそのままコピーしました。
環境・データもそのままでスピードも速くなり、機能も正常になったのでお喜びいただけました。
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