iMac Late 2009 21.5inch まっ白なまま起動しない
2009年のiMacが起動しません。
電源を入れると内部から「カチカチ」と音がして、画面はまっ白でそのままです。
こういった音がする場合はHDD故障の可能性が高いですね。
iMacは一体型ですので開けてみないと話は始まりません。
分解してHDDの検査
この頃のiMacは画面がネジ止めですので、比較的分解は楽です。
2012年以降のモデルは両面テープ貼りですので、難易度は上がります。
外すネジは両脇に4個ずつあります。
ねじを外した後は、液晶パネルから繋げられているケーブル4本を外します。
パネルを斜めに開けて隙間からの作業になりますのでケーブルを痛めやすいです。
HDDを取り外して作業用パソコンにつなぐと、やはり「カチカチ」と大きな音がして認識しません。
HDDの故障で間違いありません。
OSが入ったHDDをつなぎ仮組みしたら起動もできました。
データ復旧は取りやめ
データの復旧もご希望でしたが、認識もしないためクローンコピーも取ることが出来ません。
このレベルでデータを復旧しようとすると、ハードの修復が必要となります。
HDDの場合は手間と時間をかければ(=高金額)データが取り出せる可能性はあります。
しかし、金額が高くなりそうなため今回はデータはあきらめて修理のみとなりました。
HDD交換
新品のHDDに交換しますが、HDDの温度を感知するためのセンサーケーブルが必要になります。
こちらは元ケーブル。
元々はApple専用HDDのためHDDにケーブルを挿せば温度が検知され、FANのスピードが自動で調整されます。
しかしApple専用HDDはかなり高価なので、一般向けの1T HDDに交換しますので温度センサーを別途追加します。
内部清掃・OS X 10.11 インストール
2009年製で約10年たっています。
過去に一度も修理等おこなっていないそうで、かなりホコリもたまっていました。
閉じる前にブロワーなどを使い掃除します。
これで廃熱も良くなります。
一体型は掃除しにくいのでこういった機会は逃せません。
使用中のOSのバージョンは10.11とのことなので、10.11をUSBメモリー起動で新規インストールします。
インストール完了後、起動確認して終了となります。