再起動でエラーを起こしOSインストールが完了しない
macOS Catalina 10.15 の再起動後は、何度か試しても全く起動ができません。
「問題が起きためコンピューターを再起動しました。このまま起動する場合は、いずれかのキーを押すか、数秒間そのままお待ちください。」と表示されますが何の操作もできず勝手に再起動して同じエラーの繰り返しとなります。
インストールするOSのバージョンを変えて試します。
OSインストールが完了しない
macOS Catalina 10.15ではなく 10.12 Sierra から10.14 Mojaveまでをインストールしてみますが、インストール途中の再起動で 「問題が起きためコンピューターを再起動しました。」のエラーとなりました。
Catalinaでも「コンピュータにmacOSをインストールできませんでした。」となってインストールそのものが出来なくなりました。
温度センサーケーブル取り外し・HDDに交換
SSDに交換をするために、HDD温度センサーの追加ケーブルを取り付けています。
こちらの不良も考えられるので、ケーブルの取り外しをしましたが不具合は変わりません。
SSDの不良も考えてHDDに交換して試しましたが、やはり同じエラーが出てOSインストールは出来ません。
メモリーを交換してみる
メモリーテストは正常に終了している上、Apple Diagnosticsでも「正常」表示ですが念のためメモリーの交換もしてみました。
結果はやはりエラーでOSインストールは完了しません。
こうなってくると、ロジックボードかCPUの故障を考えなければなりません。
CPUの交換
ロジックボードと違って、CPUはintelのCore i5 7500なので入手はしやすい。
CPU交換をおこないます。
CPU交換のためにはもう一度ロジックボードを取り外さないとなりませんね。
CPUは通常、パソコンのパーツの中では滅多に壊れないパーツです。
また、CPU異常の場合は電源が入っても起動自体が出来ないことが多い。
そのため、今回のケースではCPU故障はあまり考えられませんが、CPU交換でエラーが出なくなりました。
CPU故障・交換でOS起動可能
珍しい症状ではありますが、CPUの交換にてOSのインストールが出来るようになりました。
OSのバージョンを変えてみても異常はありません。
macOS Catalina 10.15をインストール・アップデートして再起動しても問題なく起動できました。
SSD化しているので、起動も速くて快適です。
今回は、現状の安定性を優先してOS 11 Bigsur にはしていません。
日にちがかかりましたが無事にご返却することが出来ました。