iMac 2012 Late 21.5inch HDD故障・交換
起動も遅いし起動後も動作がとても遅いとのご相談がありました。
店頭で起動させてみてもやはり遅いですね。
試しに外付けHDDからOS起動をしてみたら特に遅くは感じません。
HDD故障かソフト的な問題なのかを検証していきます。
HDD検査で正常表示
外付けHDDから起動させて、HDDチェックをしたのが最初の写真です。
正常の表示でしたが、とりあえず分解しての検査をします。
2012年以降のiMacは、両面テープを切り剥がして液晶パネルを取り外さないといけません。
HDDを取り外して検査をしてみると、やはり正常の表示でした。
HDD全域検査
環境の保全をおこなうために、HDDの全域クローンを取りました。
通常の2倍近い時間がかかりました。
どうもHDDの状態が良くないようなので、念のためもう一度検査をおこないます。
今度は、HDDの全域読み出しテストをしてみます。
そうしたら、前半部分で読み出しスピードが極端に落ちるのがわかりました。
読み取り不能セクターも検出されています。
読み込みテストの後にSMARTの再検査をしてみたら。今度は注意状態と表示されました。
HDD交換・OSインストール
元は2.5インチで1TのHDDですが、1Tの容量は必要ないとのことなので500Gを選択します。
交換ついでにSSDに換装して起動を高速化をする選択肢もありますが、スピードも特に求めていないためHDDに交換します。
SSDも安くなったとはいえ、HDDと比べると割高なのでこの選択も有りでしょう。
使用中のOSと同じ10.13にインストールをおこないます。
今回は10.13のUSBインストーラーで起動してもインストールを進めることが出来ませんでした。
そのため、一旦10.11のインストーラーで起動・OSインストールをおこないます。
その後、10.13のインストーラーを使って上書きでアップデートインストールをします。