iMac 2011 Mid 27inch 起動途中で真っ白

iMac 2011 Mid 27inch ビデオカード故障・正常機より移植

仕事で使用中に電源が落ちて、その後電源を入れると起動途中で画面が真っ白になって先に進めません。
2010・2011年製のiMacに良くある症状です。

この年式のiMacのビデオカードは不具合を抱えていて、真っ白になったりモザイクが出たりします。
ビデオカード故障で間違いないでしょう。

エクスプレスサービス・正常iMacよりビデオカードの移植

仕事の納期が迫っているとのことで、エクスプレスサービス(特急メニュー)での受注です。
受注より実質1日でのご返却をいたしました。

iMacのビデオカードは在庫を持っていませんので、通常は早くても2週間ほどの日数はかかります。
それでは間に合わないため、2台のiMacを使って元の環境のまま使えるようにすることになりました。

仕事場で使用しているiMacは「Coer i7 3.4G+Radeon HD 6970M(2GB GDDR5メモリー)」でこちらのビデオカードが故障しています。
一方、自宅で使用しているiMacは「Core i5 2.7G+Radeon HD 6770M(512MB GDDR5メモリー)です。
CPUもビデオカードも性能がかなり違います。
今回は時間短縮が目的なので、当初はOS環境の入っているHDDをCore i5搭載のiMacに載せ替える予定でした。
でも、性能差が大きいしSSDの載せ替えができなかったためビデオカードを移植する方針に変更しました。

SSDはDVDドライブの下の専用スペースに取り付けられていましたが、もう1台にはSSDの取り付けができるようになっていません。
カスタマイズでボディーケース自体が違っています。

分解・ロジックボード取り出し

ビデオカードはロジックボードの裏側に取り付けられていますので、ロジックボードを完全に取り出さないといけません。
分解の順番は次のようになります。
「液晶面のガラス取り外し」「液晶パネル取り外し」

「HDD取り外し」「電源ボード取り外し」「インバーターボード取り外し」「ロジックボード取り外し」「ビデオカード交換」

取り出したロジックボードです。

外したビデオカードで、四角の部分が故障しているビデオカードです。交換するビデオカードが性能が低い分小さくなっています。

2台分の分解は大変ですが、大きな問題も無く進みました。

組み立て後元環境で起動

分解の逆手順で組み立てをおこない電源を投入します。正常に起動ができました。

Core i7 3.4GHz・Radeon HD 6770M 512MB で認識しています。グラフィック性能は落ちますが問題なく使用できます。CPU性能は変わりませんので使用感はそれほど変わらないはず。
OSがSSDに入っているので十分にさくさく動きます。

ビデオカードの差し替えですので、環境・データはそのままです。中断したところから作業が継続できます。
翌朝にはご返却となりお喜びいただけました。

自宅で使っていたiMacのHDDは取り出したままでお渡ししました。
何かの時には、こちらからデータの取り出しが出来るようにしておきました。

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