iMac 2011 Mid 21.5インチ アップルマークから起動しない

iMac 2011 Mid 21.5インチ HDD重度エラー・データ復旧・HDD交換修理

アップルマークが表示された後、プログレスバーが終わらず、どれだけたっても起動しません。
データが大至急いるということで、エクスプレスサービスの受注です。午前中の時間にお持ち込みいただきました。

急ぎで作業したため、症状写真は取り忘れました。

HDD異常表示

オーナー様が店頭で受付をされている間を利用して、上の写真の状態まで分解をしてHDDを取り出しました。
すぐにHDDの検査をおこなうと、「Intel Rapid Strage」では「危険」の表示が出ました。

「Cristal Disk Info」でも「異常」の表示です。

代替処理済みセクターの数値が高いですね。

HDDコピーが遅い

データ保全のためHDDのコピー専用機でコピーをしますが、エラーで止まるためとにかく遅い。

1TのHDDは通常2時間前後でコピー完了しますが、今回は6時間かかりました。
それでもコピー終了までいけたので良かった。

HDDはMacでマウントできない・ユーザーデータが飛んでいる

コピーしたHDDを作業用iMacに繋いでもマウントされず、データは見ることができません。そのため、復旧作業に入ります。
ユーザーフォルダー内にデータがあるはずですが、そのままでは出てきません。復旧作業によってフォルダーが削除済みデータとして出てきました。
この段階でオーナー様と連絡を取って、急を要するデータを確認します。
取り急ぎそのデータのみを復元させて、当日中にお渡ししました。

HDD交換・OSインストール

修理に取りかかりますが、HDDは交換です。新品に交換してOSを入れ直します。
ここで注意点が一つ。アップル純正のHDDには温度センサーが内蔵されています。HDDを一般品に交換する場合、専用の温度センサー付きケーブルを追加する必要があります。
専用ケーブルを取り寄せてから、USBインストーラーを使い10.12(Sierra)をインストールします。無事起動しました。

残りデータ復旧

残りのデータを復旧させます。全部で750Gのデータがほぼ取り出せました。これだけのデータ量があると、取り出すのも戻すのもかなり時間がかかります。

復旧データをデスクトップにコピー中です。
データの保全にはデータを2重化するしかありません。オーナー様にはまず、外部メディアにデータコピーをとっていただくようお願いしました。

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