iMac 2009 Late 27インチ 電源ボタン不良・交換 後編

電源ボタン交換後OS起動できない

切り取った電源ボタンのケーブルを延長して外部に引き出してボタンを設置します。
ケーブルの延長はハンダで繋いで収縮チューブで覆います。

引き出した裏側はこんな感じで見栄えはよくありませんが、使用上は問題ありません。

ボタンはスタンド台座に固定

電源ボタンの設置は裏面ではなく、スタンド台座の押しやすい位置に強力両面テープで固定しました。

画面角度の変更に邪魔にならないよう、ケーブルには余裕を持たせています。
使い勝手はむしろ向上しているかと思います。
電源が問題なく入ることを確認してから、HDD・液晶パネルを仮組みします。

電源投入後起動途中で再起動する

交換した電源ボタンを押せば電源は問題なく入ります。
しかし、OSが起動する前に勝手に再起動をしてしまいます。
デスクトップまでいくときもありますが、やはり勝手に再起動してしまいます。

再起動時にはエラーの表示が出ます。

こちらはカーネルパニックのエラー表示です。

OSが破損しているのかと疑い、外付けHDDのOSを起動させてみました。
しかし、症状は変わりません。
OSの問題ではなさそうです。

接触不良によるメモリーエラーが原因

電源が入るのに起動できない場合の原因の一つに、メモリーエラーがあります。
今回のiMacは電源が入らなかったため、メモリー4枚を取り外して別のパソコンを使いチェックしています。
メモリー自体は正常なのが確認できていますが、メモリーは一旦外しているので接触不良の可能性があります。

特に内部の清掃をする際には、メモリーを取り外した状態だったのでホコリの混入は考えられます。
念のため、メモリー4枚を取り外しソケットとメモリー端子をエアダスターで吹きます。

その後挿し直してみました。
すると、通常起動が出来てデスクトップ画面が表示されました。
メモリーの接触不良が原因でした。

念のため、この段階でもう一度メモリーテストをしますが、無事に完走できました。

最終組立・確認

予定外のトラブルがありましたが、元通りに組み上げます。
正常に起動しました。

OSも10.9が正常に稼働しています。

オーナー様に確認頂いた上でご返却となりました。

iMac 2009 Late 27インチ 電源ボタン不良・交換 前編

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