電源ボタン交換後OS起動できない
切り取った電源ボタンのケーブルを延長して外部に引き出してボタンを設置します。
ケーブルの延長はハンダで繋いで収縮チューブで覆います。
引き出した裏側はこんな感じで見栄えはよくありませんが、使用上は問題ありません。
ボタンはスタンド台座に固定
電源ボタンの設置は裏面ではなく、スタンド台座の押しやすい位置に強力両面テープで固定しました。
画面角度の変更に邪魔にならないよう、ケーブルには余裕を持たせています。
使い勝手はむしろ向上しているかと思います。
電源が問題なく入ることを確認してから、HDD・液晶パネルを仮組みします。
電源投入後起動途中で再起動する
交換した電源ボタンを押せば電源は問題なく入ります。
しかし、OSが起動する前に勝手に再起動をしてしまいます。
デスクトップまでいくときもありますが、やはり勝手に再起動してしまいます。
OSが破損しているのかと疑い、外付けHDDのOSを起動させてみました。
しかし、症状は変わりません。
OSの問題ではなさそうです。
接触不良によるメモリーエラーが原因
電源が入るのに起動できない場合の原因の一つに、メモリーエラーがあります。
今回のiMacは電源が入らなかったため、メモリー4枚を取り外して別のパソコンを使いチェックしています。
メモリー自体は正常なのが確認できていますが、メモリーは一旦外しているので接触不良の可能性があります。
特に内部の清掃をする際には、メモリーを取り外した状態だったのでホコリの混入は考えられます。
念のため、メモリー4枚を取り外しソケットとメモリー端子をエアダスターで吹きます。
その後挿し直してみました。
すると、通常起動が出来てデスクトップ画面が表示されました。
メモリーの接触不良が原因でした。
念のため、この段階でもう一度メモリーテストをしますが、無事に完走できました。
最終組立・確認
予定外のトラブルがありましたが、元通りに組み上げます。
正常に起動しました。
オーナー様に確認頂いた上でご返却となりました。