iiyama デスクトップPC「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」・SSD交換
iiyamaのパソコンが、「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」となって起動しないとご相談です。
現状はすでに「初期状態に戻す」処置をおこなった後ですが、ブルースクリーンになり起動ができません。
初期状態に戻した後でも起動できないということは、機械的な不具合があるかもしれません。
診断をおこなって確認します。
元々はWinZip Driver Updateによる不具合
オーナー様が「初期状態に戻す」をおこなうきっかけとなったのは、「WinZip Driver Update」でアップデートをしたところ起動できなくなったからだそうです。
Driverなどの自動アップデート(メンテナンス)ソフトを使った後起動不能になったり、動作が不安定になる事があります。
メンテナンスは使用者がどんな操作なのか理解しておこなわないとトラブルの素となります。
Driverは最新であることより安定していることが重要です。
むやみにアップデートすればいいものではありませんので注意しましょう。
側板を開けて内部確認します。
この写真ではHDDのみでSSDが見当たりません。
OSはSSDにインストールされていて、HDDはデータドライブとなっています。
M.2 SSDはグラフィックカードの下にありました。
この位置のSSD搭載は発熱時の廃熱がよくありませんので心配ですね。
SSD劣化が原因か
SSDを取り外してのSMARTチェックでは正常表示でした。
しかし、読み出しスピードテストでは大きくスピードが落ちる所がありました。
SSDが劣化しているのは間違いありません。
初期状態に戻しても起動できないのは、SSD劣化に起因していると思われます。
SSD交換・Windows11インストール
すでに初期化済みなのでユーザーデータもありません。
SSDを新品に交換して、Windows11をクリーンインストールすることになりました。
SSDには銅板のヒートシンクを取り付けました。
デスクトップPCの場合はアルミ製のフィン付きヒートシンクを取り付けますが、位置を考慮して厚みの薄いものを選択しています。
Windows11をクリーンインストールして、ドライバー調整やアップデートをしていきます。
安定性向上のためBIOSアップデートもおこないました。
正常仕様の環境が整い、ご返却となりました。
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